
今年一番の暑さにもかかわらず、4日は各地で大行列ができていました。皆さん何に並んでいるのか、その理由を取材しました。
政府公認 タイ料理で旅気分
ここにも、ここにも、意外な場所に、行列が!そこには、並んででも食べたい人気の秘密がありました。
後半戦に突入した、ゴールデンウィーク。今年は物価高や円安の影響もあり、近場で過ごす人も多いようですが…。
40代
「(価格など)高いですよね。どこに行っても、この連休は」
遠出はしない、でも旅行気分は味わいたい。そんな人たちが集う、タイ料理店が東京・台東区にありました。
ランチに来た、女性客。
都内から(40代)
「タイのタレントさんが好きで、推し活。多いと月3回(タイに)行く」
頻繁にタイに行くといいますが、店に来て気づいたことがあります。
「お店もすごくかわいいし、インテリアもタイっぽい。ほかのタイの店よりタイっぽい。料理の味も現地に近い」
本場と遜色ないこちら、実は厳しい審査に合格した、本場の料理を提供する「タイ政府公認」の店なんです。
横浜から(60代)
「おいしい」
都内から(20代)
「タイ留学したことがあって、日本でもこれは味が一緒。ここはタイの雰囲気に仕上がっている感じ」
一番人気のメニューは?
スマイルタイランド 浅草橋本店
チャリサ・シアンソングン副店長
「カオマンガイです。鶏肉とタイのおコメ。おいしいです」
柔らかく味がしっかりとした鶏肉は、蒸した後6時間も特製のタレに漬け込んでいるといいます。それを作るコックは、オーナー自らタイに行き、人気店からスカウトしてきたそうで。まさにタイに行ったつもりになれるこのお店。連休に入り客が増えているそうです。
「(GWの客数は)ランチ約100人、ディナー約60人。(通常より)20%くらい増えている」
“あふれる”明太フランス
ゴールデンウィークの行列店が、ここにも。
東京・新宿区。学生の街として知られる、高田馬場に行列ができていたのはパン屋さんです。
和歌山から来た人
「和歌山から来た」
「(Q.お目当ては?)明太フランス」
他の店と、何が違うのでしょうか?
「なんか、あふれてる」
あふれるとは、一体?
まずはフランスパンに、自家製明太子クリームを挟むための切れ目を入れますが、縦だけではなく横にも5回、合わせて6カ所の切れ目が。こうすることで、ちぎりやすくなるのはもちろん、パンに明太子クリームが染み渡ります。さらに明太子クリームをパンの中に流し込み、上から2回も“追い明太”します。
そうしてできた商品がこちら。外はパリ、中はジュワっと。パンの塩気と、明太子の辛みが口の中いっぱいに広がる、ボリュームたっぷりの明太フランス。
和歌山から来た人
「思っていたより(明太クリームが)いっぱい乗っている。おいしい。(パンと)合ってる」
新潟から来た人
「明太フランスが目的で来た」
「マジでおいしい。こんなおいしいの初めて」
10年以上前にオープンしたこちらのお店。明太フランスは開店当初から販売していたといいますが、人気が爆発したのは、去年の秋ごろだったそうです。
そこには、あるキッカケが。
パンとコーヒー 馬場FLAT
矢吹通康さん
「インスタに動画が掲載され、それから(人気に)。今はSNSの力がすごい。その動画を見て、他のインフルエンサーも次々投稿。一つのブームが長い。(GWは)毎日が土日」
明太フランスは、一日200本を3回に分けて販売。売り切れ次第終了です。
なぜ? 渇水のダムにパン
続いて行列を発見したのは、神奈川県相模原市。並んでいる人たちは、これを目的にやってきます。ふわっと膨らんだ、できたてだけの味を求めて…。
パンを買いに来た人
「20点買いました」
「相模原出身で給食で食べていた。懐かしい味を楽しみたくて」
創業66年、地元で愛される「オギノパン」。実はこのゴールデンウィーク、意外な理由でお客さんが増えていました。
パンを買って、向かった先は渇水で話題のダム。その過ごし方に密着しました。
開店から10分たらずで満車に。ゴールデンウィーク、あっという間に駐車場がいっぱいになったのは、相模原にある「オギノパン」の工場です。
客の目的は、できたてほやほやのパンが所狭しと並ぶ直売所。中でも、ひと際人気を集めているのが…。
「懐かしい味がするのが一番ですね。昔、給食で食べたようなおいしさがあります」
「あつあつ。最高」
「(Q.いくつ買った?)10個買いました」
まとめ買いする人も出る、一番人気が「あげぱん」です。実はオギノパンは、神奈川県内の学校に給食のパンを提供してきたことでも有名。懐かしの味を求めて、客が殺到していました。
「出来立てで一番最初に食べられるというのも魅力だと思います」
「すぐ提供してくれるところが良い」
そんな中、店の人からは気になる情報が。
オギノパン 小池孝之専務
「渇水等の影響もあって、ダムを見に来るお客様がついでに寄っていただいたりして…。2月、3月は
異例の売り上げを記録している」
実際に、パンを購入した家族の中には…。
都内から来た人
「おばあちゃんの家がこっちにあったので、久しぶりに買いに行こうかなって」
「(Q.この後?)宮ヶ瀬ダムと服部牧場」
「Q.ついて行っていい?)はい」
「オギノパン」から車で約10分の場所にある宮ケ瀬ダムへ。
「うまっ!お砂糖いっぱいかかってておいしい」
「カリカリでサクサクで」
ダムを見ながら、親子の会話も弾みます。
「(Q.揚げパンよく食べる?)学校の給食に年に1回しか出ない」
「そんなもん?」
「年に1回だよ。まじで」
宮ケ瀬ダムでは、この1カ月ほどで貯水率が約10%アップしましたが、いまだに渇水は続き、普段とは異なる光景が広がっています。
「ニュースでは見たけど、実際に見るとこんなにも少ないのかなって。やっぱり心配」
(2026年5月4日放送分より)
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