
日本列島は4日、夏と冬が同居するゴールデンウィークの1日となりました。1番暑かったのは、東京・練馬で30.5度と真夏日を記録。そして、和歌山・白浜町では、強風が原因で倒れてきたとみられる木が住宅に突き刺さるなど、被害が相次ぎました。
【画像】練馬で真夏日 北海道では“季節外れ”の雪 強風で交通に影響も…各地で天気大荒れ
各地で天気大荒れ 交通影響も
ゴールデンウィーク真っ只中の空模様は、各地で大荒れでした。“行楽日和”とはいかない空模様は東北でも。本来なら、山形県の蔵王連峰に浮かぶ、エメラルドグリーンの湖が美しい「御釜」ですが…。

宮代太朗記者
「宮城・御釜の現在の気温は3度。本来であれば、こちらから奇麗な景色が見れるのですが、4日は見ることができません」
観光客
「山形とか宮城に行くかと来たけど、メインが御釜。むっちゃ寒いし、霧がすごくて。大阪は暑いんやけどなぁ」

関東でも、例年大混雑する東京湾アクアラインが、強風の影響で15時間にわたって通行止めに。雨、そして風でゴールデンウィーク後半の空は乱れに乱れました。

成田空港では、着陸しようとした飛行機が風にあおられ、なかなか着陸できません。

神奈川県内を走る小田急線の線路内には、巨大な金属の板が。飛ばされてきたのは横6メートル・縦7メートルもの建物の屋根だったといいます。
目撃者
「ひどい風だなと表を見ていたら、駐車場の屋根が吹き飛んで、線路側の方にばっと覆いかぶさるように飛んでいった。上と下で(接触して)火花がビリビリと飛んだような感じ。びっくりしました」
この影響で、小田急線は秦野-小田原駅間の上下線で一時、運転を見合わせました。
就寝中に突然…倒木が屋根貫通

和歌山県の白浜町では、巨木が突然、住宅を貫きました。
住民
「枕の所を頭にして仰向けに寝ていた。寝ているところに、どーんと突っ込んできた。ほんの数センチの差で脇腹の所に来た」
斜面に沿うような場所に立つこの家。住民によると3日の夜、地震のような振動と共に突然、木が突き刺さったといいます。

事故も起きています。淡路島を自転車で旅行中だった東京に住む男性(58)が、転倒して頭を強く打つなどし、意識不明の重体です。突風にあおられたとみられています。
練馬で真夏日 一番暑い場所に

午後になると、関東甲信では気温がグングン上昇。山梨県甲府市で30.4度、東京都練馬区で正午ごろに30.5度を記録、練馬は日本で一番暑い場所となりました。練馬区では、全国のパフォーマーが一堂に集結するイベント『大道芸博2026~TOKYO stage 5DAYS~』が行われています。3メートル以上ある一輪車やジャグリングなど迫力満点のパフォーマンスで観客を魅了しますが…。
子ども
(Q.外に出て暑かった)
「夏バテしそう」
父親
(Q.外で遊ぶ時は熱中症にも)
「気を付けないといけない。お茶や水をとらないといけないが、なかなか飲んでくれない。子どもは飲めと言っても遊ぶのが夢中になるので。こういうの(かき氷)でごまかさないと」
見る側が暑いなら、動き回る演者側の暑さはなおさらです。

パフォーマー 紙磨呂さん
(Q.連続して魔法を繰り出していたら、相当体力を使っているのでは)
「今日は特に暑かったので、今年初めて塩分キャンディーを買いました。(衣装も)ぶ厚めのものを着ているので」
路上でのパフォーマンス、これからの暑さには心配が募ります。
パフォーマー 紙磨呂さん
「やっている私たちとしても申し訳ない。見てくれるのもうれしいが、申しわけない気持ちになるので、あまり暑くならないでほしい」
北海道では季節外れの雪

東京が炎天下の一方、シンシンと降り積もる雪。北海道のオホーツク海に面する枝幸町や興部町では、季節外れとなる雪が降りました。大粒の雪が風で流されていきます。
撮影者
「時々、ゴールデンウィーク中に降ったりすることもあるが、今年みたいに、ここまで積もるのは珍しい。春が来たなと思ったら、また冬になってしまった。道路も雪が積もっているので、夏タイヤだと滑ってしまうかなと」

気象庁は4日、沖縄地方の梅雨入りを発表。なぜここまで極端な天気の一日となったのでしょうか。その原因は、前線を伴う低気圧。関東では真夏日となる目安の暖気がかかる一方で、低気圧は北海道に雪を降らせる強い寒気を引き込んだため、夏と冬が同居するチグハグな一日となりました。
5日は晴れの場所が多くなりそうですが、北海道は引き続き風が強い予想で、注意が必要です。
