【報ステ解説】“スーパーエルニーニョ”今夏は酷暑になる可能性…GW最終日に夏日続出

【報ステ解説】“スーパーエルニーニョ”今夏は酷暑になる可能性…GW最終日に夏日続出
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ゴールデンウィーク最終日の6日、北日本を中心に、各地で25度以上の夏日が続出しました。連休明けの7日からは、さらに暑さが本格化する見込みです。今年の夏も厳しい暑さが予想される中、エアコンクリーニングを依頼するなど“夏本番”に備える動きが広がっています。

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北日本で“真夏並み”の暑さ

北日本では夏日が続出しました。北海道北見市の最高気温は27.5度。季節を先取りする暑さに。

女性
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女性
(Q.27度を超えているが)
「今年初めてTシャツ着ました。夏です。5月頭でこの暖かさは心配。今後の夏がもっと暑そう」

東北の太平洋側ではフェーン現象も発生し、岩手県釜石市では28.4度を観測。全国で最も高くなりました。

“涼”を求めて…イラン情勢 影響も

茨城県大子町
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暑さをしのぎ、涼しさを求める人は関東にも。茨城県大子町の気温は平年並みですが、滝の近くはひんやりとした空気に包まれています。

埼玉から来た親子
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埼玉から来た親子
(Q.気温いかがですか)
「ちょっと肌寒いですかね。埼玉は暑いので、ちょうどいいかもしれない」

茨城から来た男性(20代)
(Q.ゴールデンウィークは暑かった)
「5月の割には暑かった。つくばは暑かったので半袖で来て、今寒い」

今のところ、店はにぎわっていますが、イラン情勢の緊迫化を受け、ガス代などの光熱費が上がり、子ども料金の値上げに踏み切りました。

月待の滝 もみじ苑 大関仁店長
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月待の滝 もみじ苑 大関仁店長
「うちの場合は光熱費と食材の原材料、全部上がってきて大変。それだけ光熱費が本当に色々な面でかかるので、石油関係が早く落ち着いてくれればいい」

帰国ピーク 物価高&円安で打撃

円安の影響
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今年はエネルギー価格の上昇が影を落としたゴールデンウィークでした。海外で過ごした人たちは、物価高に加え、円安の影響も強く感じたといいます。

新婚旅行でペルーとガラパゴス島を訪れたという2人は。

新婚旅行でペルー・エクアドルを訪問した2人
「一生に一回なので」
「そんなに気にせず使っていた感じ」

ディナーの金額に驚いたといいます。

新婚旅行でペルー・エクアドルを訪問した2人
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新婚旅行でペルー・エクアドルを訪問した2人
「セビーチェとポークリブ、ビールそれぞれ1杯ずつで1万円弱」
(Q.日本だったらどれくらい)
「多分5000円しないのでは。過去経験した海外旅行に比べて、ドルが1.5倍ぐらいだったので、そこは結構驚いたところ」

ドジャースの大谷翔平選手を観るためにロサンゼルスに行った男性らは。

大谷選手の試合を観戦した人
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大谷選手の試合を観戦した人
「ドジャースタジアムのドリンクも2500円」
(Q.それはお酒で)
「ソフトドリンク。円安なので、日本と比べてしまうと全般的にモノが高いから」

電気代高騰も…“夏本番”に備え

連休が明けると、原油高の影響が国内でも広がりそうです。国内の発電最大手『JERA』は、夏ごろには電気料金への影響が強まるとの見方を示しています。さらに気象庁によると、この夏は太平洋高気圧の本州付近への張り出しが強まり、気温は全国的に「平年より高い」予想です。

電気代の高騰と、いつもより暑い夏をどう乗りきるのか。早くも依頼が殺到しているのが、エアコンのクリーニングを手掛ける業者です。

おそうじ革命 大田区多摩川店 石田和也さん
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おそうじ革命 大田区多摩川店 石田和也さん
「ゴールデンウィーク中の問い合わせも年々増えている」
(Q.忙しいと感じる時は)
「電話が鳴りやまない時」
(Q.今そういう状況)
「そうですね。年々暑いので、冷房を常に使うお客様が増えている」

石油由来の製品
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エアコンの内部を高圧洗浄すると、冷房の効きが変わるだけでなく、電気代の節約にもつながるといいます。ただ、洗剤や養生テープなど石油由来の製品が不足し、現場には影響が出始めています。

おそうじ革命 大田区多摩川店 石田和也さん
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おそうじ革命 大田区多摩川店 石田和也さん
「在庫がない状態。ホームセンターとかで買えない状態が続いている。大打撃を受けている。これがないと仕事ができなくなってしまう。大変なところではある」

“スーパーエルニーニョ” 夏は酷暑

7日は全国的に25度以上の所が多く、青森・八戸は真夏並み、札幌や帯広、福島など北日本では夏のような暑さとなりそうです。

気温を押し上げる要素として、大気の温度、風の流れ、海の温度が関わっていますが、今年は特に海の温度が大きく影響しそうです。今年は水温が高くなる“エルニーニョ現象”が発生する予想です。

エルニーニョ現象
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エルニーニョ現象は、太平洋の東側で平年よりも海面水温が高くなって、西側では低くなる現象です。エルニーニョ現象が発生すると、これまで日本では冷夏になることが多かったですが、地球温暖化の影響で、太平洋全体の水温が高くなってきています。海面水温が高いエリアは雲が発達して、持ち上がった空気が吹き下りて高気圧を強め、日本付近にも張り出して猛暑になる予想です。結果として太平洋の広範囲で水温が上がる“スーパーエルニーニョ”になる可能性も出てきています。

直近でスーパーエルニーニョが発生したのが2023年。その年を境に35度以上の猛暑日が急増しています。その後も暑さの蓄積があり、2024年、2025年も記録的な猛暑が続いています。

三重大学大学院 立花義裕教授
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三重大学大学院 立花義裕教授
「もしスーパーエルニーニョになった場合、今年の夏は過去にないほどの暑さになる可能性がある」

今年新たに追加された、40度以上の“酷暑日”も続出するかもしれません。

三重大学大学院 立花義裕教授
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三重大学大学院 立花義裕教授
「海面水温が上がることで、水蒸気が増える。水蒸気は温室効果があるので、熱がこもりやすくなって高温が続く恐れがある。水蒸気で雲のパワーも増すので、豪雨災害につながったり、台風が発達しやすくなりそう」

雨の季節も近付いていて、広い範囲で1カ月後には本格的な雨のシーズンとなる予想のため、早めの備えが必要となります。

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