磐越道事故で男子生徒死亡 高校がバス会社説明を否定「レンタカー依頼せず」

磐越道事故で男子生徒死亡 高校がバス会社説明を否定「レンタカー依頼せず」
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 高校生1人が死亡し、20人が重軽傷を負ったマイクロバス事故について、学校とバス会社の認識が食い違っています。

【画像】バス会社が説明「レンタカー」になった理由

 バス会社側が、学校側からの予算を抑えたいという要望に沿ってレンタカーを借りたと主張していることについて、7日、学校側は否定しました。

バス会社側と学校側 主張は対立

過失運転致死傷の疑いで逮捕
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 左手の甲から腕にかけて包帯を巻き、ゆっくりと歩く白いシャツの男。過失運転致死傷の疑いで逮捕された若山哲夫容疑者(68)です。

200キロを超える道のり
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 北越高校によると、マイクロバスは男子ソフトテニス部の部員20人を乗せ、新潟市の北越高校から練習試合が行われる福島県富岡町まで200キロを超える道のりを走っていました。

 若山容疑者が運転していたマイクロバスの手配を巡り、バス会社はこう説明していました。

レンタカーを使って送迎をしたいと、高校側から話をもらった
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蒲原鉄道 茂野一弘社長
「今回は貸し切りバスを使わずに、レンタカーを使って送迎をしたいと(高校側から)話をもらった」

レンタカーになった理由
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蒲原鉄道 金子賢二営業担当
「『緑ナンバー』を使うとやっぱり高くつくので、結果的に『安いもの探してよ』と。それが、レンタカーにたどりついていく」

バス会社の説明
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 バス会社によると、学校側から貸し切りバスではなく「レンタカーを手配」するよう指示され、「ドライバーの紹介」も依頼されたといいます。

 レンタカー会社でマイクロバスを手配した営業担当は、自らの免許証を提示しました。ところが、実際に運転したのは、営業担当の知人の知人である若山容疑者でした。

 バス会社は、通常こうした依頼は受けないが、収益なしでも次も使ってもらう状況になればよいと、例外的に協力したと話しています。

 しかし、7日午後9時から開かれた学校の会見では、レンタカーを依頼したことを否定しました。

 学校側は否定
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北越高校 灰野正宏校長
「きのう、業者側の会見で、北越高校はレンタカーを依頼したでありますとか、北越高校で運転できる者がいないので、運転手の依頼もあったとの発言がされているが、ソフトテニス部顧問によれば、全体の行程や人数を伝える形で、バスの手配を以前からお願いしていて、こうした発言はしていないことを確認している」
「(Q.会社側の説明によると学校側から『より安い経済的な形で』と依頼があったという話だが、事実関係は)事実ではございません。部活の顧問に確認している」

 バス会社側と学校側の主張は対立しています。

3年間、マイクロバス運転

亡くなった稲垣尋斗さんの遺族の言葉
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 この事故で亡くなった稲垣尋斗さん(17)の家族は7日、次のように述べました。

「大切な存在である息子を今回の思いがけない出来事で失い、深い悲しみの中におります」

 若山容疑者は、かつて運動部の顧問をしていたといいます。

若山容疑者を知る人
「今の家に引っ越してくる時も、陸上部の学生さんだと思うが、たくさん来て、荷物を運び入れたり、手伝いをしていた」

 胎内市によると、若山容疑者は2022年から2025年の3年間、臨時職員として市の行事などで、マイクロバスの運転をしていたということです。

若山容疑者を知る人
「ここ1年くらい、特に体全体弱くなっていたんでしょうね。歩くのもおぼつかないような感じで、小股でトコ、トコ、トコと。顔もはつらつとした顔をしていなくて、どよーんと気が入っていないような。相当、前とは違っているなというような印象」

容疑を認めている
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 若山容疑者は「速度の見極めが甘かった」「90キロ~100キロ出していた」と話し、容疑を認めています。

 警察によりますと、若山容疑者は大型の一種免許は持っていましたが、客を乗せて走行する二種免許は保有していなかったということです。

 警察は、白タク営業をしたとして道路運送法違反の疑いも視野に捜査しています。

(2026年5月8日放送分より)

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