
ハンタウイルスの集団感染が疑われるクルーズ船で最初に発症したオランダ人夫婦が、アルゼンチン国内でネズミと接触していた可能性があることが分かりました。
【画像】ハンタウイルス研究の第一人者の博士 感染源「舞い上がる可能性」
ごみ処分場で接触か
アルゼンチン政府関係者
「ウシュアイアでのバードウォッチングで、ハンタウイルスに感染した可能性があります」(AP通信によると)
アルゼンチンの大手紙・クラリンは、最初に発症したオランダ人夫婦がバードウォッチングの途中でごみ処分場を訪れ、ネズミなどのげっ歯類に接触した可能性があると報じています。
集団感染が疑われているクルーズ船「MVホンディウス号」。カーボベルデ沖に足止めされていましたが、受け入れ先のスペイン・カナリア諸島に向かっています。
WHO(世界保健機関)によりますと、これまでに感染が確認されたのは5人、疑いがある患者は3人。感染した5人のうちオランダ人夫婦ら3人は死亡していて、複数人が重症化しているといいます。
WHO テドロス事務局長
「今後さらに多くの症例が出る可能性がある」
テドロス事務局長は、ヒトからヒトの感染は「長時間の濃厚接触」があった場合に限定されるとして、「大規模な流行になるとは思わない」と語りました。
「舞い上がる」ネズミ原因?
クルーズ船は、先月1日にアルゼンチンの南端・ウシュアイア市の港を出発し、大西洋の離島などをめぐりながらおよそ1カ月かけてカナリア諸島を目指していました。
ネズミなどのげっ歯類にかまれたり排泄物に触れたりすることで感染するというハンタウイルス。
ANN取材班はアメリカ・ニューメキシコ州に向かい、ハンタウイルス研究の第一人者・ハーキンス博士を訪ねました。感染源について、ハーキンス博士はこう話します。
「ネズミの生息地に入ると、ネズミを驚かせてしまう可能性がある。私たちがそばを通り過ぎるだけで、ウイルスが舞い上がる可能性がある」
(2026年5月8日放送分より)
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