豪華客船「にっぽん丸」が35年の歴史に幕 7000人ファンが最後の別れ

豪華客船「にっぽん丸」が35年の歴史に幕 7000人ファンが最後の別れ
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 港で立ち寄った先の食材を使った料理が好評で、“美食の船”とも呼ばれた豪華客船「にっぽん丸」が10日、最後の航行を終えて35年の歴史に幕を下ろしました。

【画像】にっぽん丸の名物「ローストビーフ」

7000人ファンが最後の別れ

にっぽん丸
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 10日、横浜港には、にっぽん丸の最後の姿を一目見ようと、7000人以上のファンが詰めかけました。

ファン(11)
「乗船した時に買ったクマさんのぬいぐるみ2つと、最後に『ありがとう』と伝えたいと思ってうちわを持ってきました」

にっぽん丸の元スタッフ
「25年以上乗っていたので、第2の家みたいな感じです」
「(Q.にっぽん丸に何と声をかけたい?)お疲れ様でした」

初代にっぽん丸
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 初代にっぽん丸が運航を始めたのは1972年。高度経済成長を経て、海外旅行が身近になってきた時代でした。

 今回、引退するのは1990年に就航した3代目です。温水プールやシアタールームなどを備え、豪華な船旅を楽しめました。

 にっぽん丸での出会いが、人生を変えたという人もいました。

ファン(兵庫から)
「お客とスタッフの心がすごく美しくていっぱい元気もらえました。語り尽くせなくて…」

料理が好評

 10日に最後の航海を終え、横浜港へ帰ってきたにっぽん丸。

ファン(東京から)
「(Q.友達ですか?)船で友達になった」
「(Q.どこの船で?)にっぽん丸で」

神戸出発のクルーズで知り合ったという
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 神戸出発のクルーズで知り合ったといいます。

ファン(東京から)
「出会ったことがないみなさんと縁が深まるという不思議な空間。これこそが船の醍醐味(だいごみ)だなと」

 そして、にっぽん丸で好評だったのが…。

名物「ローストビーフ」
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ファン(60代)
「食事。ローストビーフとビーフカレーが一番おいしくて。“食のにっぽん丸”と言われていますので」

なぜ引退?「後継船の準備が…」

回復基調
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 去年の国内クルーズの利用客は、前の年より25%増え、7万6000人でした。コロナ禍で一時大きく落ち込みましたが、今は回復基調です。なぜ引退を決めたのでしょうか?

「後継船の準備ができたということで」
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商船三井クルーズ 山下晶一朗取締役
「にっぽん丸は今年35歳を超えたんですけど、30歳を超えるあたりから後継船の検討を続けてまいりました。後継船の準備ができたということで、にっぽん丸の引退を決断しました」

 運営会社は、にっぽん丸で培ったノウハウを今後、後継の2隻に受け継いでいくといいます。

ファン(東京から)
「4代目のにっぽん丸が出てくれたらと心待ちしながら、また他の船でクルーズを楽しめたらいいなと思います」

(2026年5月11日放送分より)

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