女子フィギュアスケートで五輪2大会連続でメダルを獲得、世界選手権では3連覇を含む優勝4回を果たした坂本花織が13日、引退会見を行った。
会見冒頭、支援者や恩師、母からのメッセージに笑顔ながら涙を流した坂本だが、その後は終始笑顔で報道陣の質問に対応。「晴れやかな表情で終えたいと言っていたが、今どのような心境か」と問われると、「現役の間、練習や試合で本当にたくさんの感情に動かされて、結果に対して一喜一憂した現役でしたが、改めて自分が競技者ではなく、リンクに立っているのを客観視してみると、現役で一生懸命練習するのはすごく青春なんだなと改めて感じました」と語った。
また、世界選手権では自己ベストを更新して優勝、周囲からはまだ現役でも活躍できるという声もあることについては「引退を発表したのは、このシーズン始まる直前でした。自分の中では北京オリンピックが終わって、この4年がラストだなと覚悟していたので、自分の中では腹を括っていました」と述べた。
また世界選手権で4回優勝、五輪でも4つのメダルを獲得した中、日の丸を背負い世界で戦ってきた意味、また五輪という舞台について聞かれると「12歳で初めて国際試合に出させてもらいました。ジュニアの頃はなかなか成績が伸びずに、ジャパンジャージを着て泣いていることがすごく多かったんですが、シニアに上がってからオリンピックに出られたり、世界選手権に出られたり、メダルが取れたり、だいぶ自覚というか、日本代表としてしっかり自分のやるべきこと、あとはみんなも頑張ってほしいので、周りも巻き込んでみんなで頑張ろうという気持ちでやっていこうというのが徐々に芽生えてきました」とコメント。
さらに「五輪を一言で表すと」と話すと、「うーん」「何かな」などとつぶやきながら、「なんか、守りかなと。どうしてもここでミスしたくないという気持ちが一番出てしまう試合なので、過去3大会、攻めきれずに終わってしまったかなというのがあるので、守りです」と、他の国際大会とは異なる重圧があったとも述べた。
また約20年にわたるスケート人生、競技生活を振り返ると「かけがえのない時間だし、先生に怒られて『なにくそ』と思って毎日頑張っていくその過程が、その時にしかできないことだったので、今の自分には物足りない感じはちょっとします」という、引退後の感覚にも触れた。
今後の活動については、指導者を目指すことが明かされているが「将来的にコーチ業にも専念していくんですが、自分が動ける間はアイスショーに出たりとか、いろいろお教室もやる予定なので、もっともっとスケートを知ってもらえるきっかけになればいいなと思います」と語った。
(ABEMA NEWS)

