女子フィギュアスケートで五輪2大会連続でメダルを獲得、世界選手権では3連覇を含む優勝4回を果たした坂本花織が13日、引退会見を行った。冒頭、恩師らからメッセージを受け取り涙する場面もあったが、その後は終始笑顔で質問に答えた。会見前には報道陣にメッセージカードを配り、さらに答えに困ると「みなさん挙手制で(笑)」など、答えを求める珍場面も出るなど“花織ワールド”全開になった。
現役生活では、涙とともに笑顔が印象的だった坂本だが、持ち前の明るい性格、ポジティブシンキングについて問われると「無理やり笑顔作ろうと思ってるわけではなく、今の状況が楽しくて笑っちゃっているので(笑)。納得いかないことがあれば練習でも試合でも泣きますし、今シーズン特にいっぱい泣いてきました。でももう泣くのはその日だけにして、次切り替えて、こうなってしまったのは仕方ないからやるしかないという気持ちでした。暗い気持ちだと、どんどんそのマイナスな方向に引っ張られてしまうので『ここから勝ち上がれたら自分かっこよくない?』みたいな感じで、ポジティブにいつも考えて、『よしやるか』という感じでした」と述べた。
また会見前、報道陣にメッセージカードを配った理由については「記者の皆さん、報道の方には、本当にいろいろな形で私のその言葉や思いを文字にしたり映像にしたりしてくださった。プラスして、取材の時に私の雑談にもたくさん付き合って『もう終わりですよ』と言われながらも、ベラベラ喋っていたのがすごく楽しかったので、それも感謝の気持ちも込めてと思っています」と理由を明かした。
さらに、現役生活を振り返り、「自身の武器や持ち味を一言で表すと」と問われると「武器…」と悩み始め、「後半はスケートの伸びだったり、スケート人生の前の方は、ジャンプの迫力だったりが自分の持ち味でした。むしろそれで自分は戦っていくんだと思っていたので、シニアに上がって1、2年目の時はジャンプを全部成功させないと勝てない、ジャンプで加点を稼ぐんだという気持ちでずっとやってきました。後半になってきて、だんだんスケーティングを学ぶ機会も増えて、伸びだったり、疾走感だったりがだんだん武器になってきて、そこは誰にも負けないところかなというのがあるので、一言で表すとちょっと難しいですね」と語った。
さらには、一言で言い表すことが難しいと悩み続けると「なんかいい言葉なんか思い浮かびますかね」と報道陣に逆質問。「なんか挙手制でどうぞ(笑)。なんかいい言葉思い浮かばないですか?学校みたいになっちゃった(笑)。では、各々が思う一言で。今の前振りで一言、お任せします」と託していた。
(ABEMA NEWS)

