
中東情勢の影響を受けているのが、トラック業界です。先行きの見えない状況に、「脱ナフサ」の動きも加速しています。
エンジンオイルやタイヤも
先週、横浜市で開かれた最新トラックの展示会。業界関係者など、1日に2万人以上が訪れています。中東情勢に対する現場の声を聞いてみました。
運送会社
「軽油の供給先からストップというのがありまして、どうしても単価の高い市販のガソリンスタンドから燃料を補給する。ひいては輸送コストが上がる」
こちらの会社の燃料タンクにはまだ軽油が残っていますが、使い切ってしまえば配送ができなくなる恐れがあります。そのため、コストが高くなっても外のガソリンスタンドで給油しています。
「最後の最後まで何とか物流を守るために、『最後のとりで』として燃料を置いておく措置を取っています」
燃料以外にも、エンジンオイルやタイヤなどさまざまな石油由来の製品で、品薄や価格の高騰が起きています。
トラックの荷台で荷崩れを防ぐために使われる「コンクリートパネル」を扱う物流資材会社の社長はこう話します。
「プラスチックのコンクリートパネルは全く入荷がないということで、販売する商品が全くなくなって困っています」
そこで社長は、ある大胆な作戦に出ました。
「ナフサの影響がないもの。イラン情勢の影響のない商品をいかに販売していこうか。他の出展者さんの商品を見ながら、扱えそうなものを探して、『脱ナフサ』といいますか、『脱プラスチック製品』を取り扱えるように考えています」
EVを選択する客も増加
会場で多く聞かれたのが「脱ナフサ」の取り組みです。
塗料会社
「シンナー系はもう直撃しているところもあるので、『水性』の方が(ナフサ由来の)溶剤量が少なく済むので」
さらに今、問い合わせが2倍以上に増えているのが…。
EVトラックメーカー
「仕事を止めないということを重視して、EVを選択する客も増えてきています。すべての車をEVにするというのではなく、何割かEVにしていくことで、必ず動かせる状況を作りたいという話を聞く」
(2026年5月18日放送分より)
この記事の画像一覧
