女子高校生に「死ねや」…殺人罪に問われる23歳女の裁判始まる

女子高校生に「死ねや」…殺人罪に問われる23歳女の裁判始まる
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 女子高校生が橋から落とされ殺害された事件の初公判で、殺人の罪などに問われている女は「落下させていません」などと話しています。

【画像】女子高校生に暴行、欄干の上に座らせて再び謝罪させ…

女子高校生殺害か 23歳女の初公判

検察側
「カウンターにしがみつく女子高校生を外へ出し、その間、内田被告はレジで、女子高校生の電子マネーでたばこを購入した。」

 長時間にわたる監禁と暴力。初公判では、その詳細が明らかになりました。

内田梨瑚被告(23)
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 おととし4月、旭川市の神居古潭で、当時17歳の女子高校生が橋から落とされ殺害された事件で25日、殺人と不同意わいせつ致死、監禁の3つの罪に問われている内田梨瑚被告(23)の初公判が行われました。

 事件は、留萌市の女子高校生がSNSに内田被告がラーメンを食べる画像を無断で使用したことで始まりました。これに腹を立てた内田被告は、当時19歳の女と共謀。

当時19歳の女と共謀
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内田被告
「50万円積ませるわ」

女(当時19歳)
「足りますか?50万円で」

 そして、内田被告らは、留萌市の道の駅に女子高校生を呼びつけたということです。

内田被告
「お前、黙って乗ってろよ。バッタバタにしてやるから」

 何が、内田被告の怒りをエスカレートさせたのでしょうか。

 弁護側によると、女子高校生は車の中で4000円を内田被告に渡したものの、その後もスマートフォンをいじっていたといいます。

弁護側
「悪びれた様子のない女子高校生の態度を見て、『その態度はおかしいでしょ』とスマホを取り上げた」

 内田被告は女子高校生を連れ、旭川まで移動を始めます。人気のない駐車場で止めると、土下座をさせて、その様子を撮影。途中、トイレのためコンビニに寄ると、女子高校生はすきを見て店員に助けを求めたといいます。

女子高校生
「(コンビニの店員に)すみません、助けてください。通報してください」

 しかし、逃げ道をふさがれてしまったといいます。

裏手に連れていき、顔面を複数回殴打したという
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検察側
「道をふさいでカウンターにしがみつく女子高校生を外へ出し、その間、内田被告はレジで女子高校生の電子マネーでたばこを購入した。店員に対し『悪いことをしたので警察に連れていくところだ』と説明した」

 店の外へ出ると、女子高校生を裏手に連れていき、顔面を複数回殴打したということです。

服を脱がせ橋から…

そして日も変わった午前3時半ごろ、命を落とすことになる神居古潭へ。

 外の気温は5℃。検察側によると、内田被告らは車を止めると女子高校生を裸にして外へ連れ出し、服は草むらに捨てたといいます。

 再び土下座をさせると、その様子を共犯の女に撮影させたということです。

 これで終わりではなく、今度は橋に移動して、暴行を加えたうえ、女子高校生を欄干の上に座らせて、再び謝罪させ、内田被告はその様子を動画で撮影したということです。

女子高校生を欄干の上に座らせて…
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検察側
「殺意を持って、欄干の上に座らせ、『落ちろ』『死ねや』などと何度も怒鳴ったほか、神居大橋から石狩川に落下させて殺害した」

 一方、弁護側は、こう説明しています。

 内田被告は女子高校生に、毎月5万円を払わせようと家族などの個人情報を出すよう求めるも、女子高校生は拒否したということです。

弁護側
「内田被告は、『死んでも何にもならないんだよ』『今なら留萌に送っていくけど』と言いましたが、女子高校生は『死にます』としか言いませんでした。内田被告は『あっそ』『じゃあ、私ら帰るから勝手に帰れば』と言い立ち去りました」

 そう言って立ち去った後に、キャーという叫び声と、ダンという大きな音が聞こえたとしています。

内田被告は否認

内田被告
「橋から落下させていません」

 橋から落とす行為はしていないと、殺人罪に当たらないとした内田被告。一方、検察側は橋から落としていなくても「死ねや」という言葉が殺人の罪に当たるとしています。

 市民ら300人以上が傍聴券を求めて朝から列を作るなど、注目された25日の初公判。

内田被告
「私に殺意はありませんでしたし、橋から落下させていません」

監禁は認めたものの…
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 内田被告は、殺人と不同意わいせつ致死、監禁の3つの罪に問われていますが、監禁は認めたものの、殺人と不同意わいせつ致死は認めていません。

 争点となるのは、「死ねや」という言葉が殺人にあたるかです。

 弁護側は、「橋から落とす行為はしておらず、女子高校生を橋に置き去りにして立ち去ったため、殺人罪には当たらない」と主張しています。

言葉は殺人罪になる?

 一方、検察側は「橋から落とすという行為がなくとも、『落ちろ』『死ねや』などと何度も怒鳴るなど、被告らの言動で女子高校生を転落させたと判断でき、殺人罪が成立する」としています。

「落ちろ」などの発言が実行行為にあたる可能性は?
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亀井弁護士
「(Q.『落ちろ』などの発言が実行行為にあたる可能性は?)被害者が抵抗できない橋の上に立たせた状況で『落ちろ』『死ねや』と言えば、被害者はおびえて落ちる、飛び降りるかもしれないと予測できる」

 また検察側が指摘する不同意わいせつ致死については、弁護側は「裸にさせた行為などが死につながったか、因果関係は結びついていないと考えている」としています。

 また検察側は、「被告は本件の首謀者であり主犯で、最も大きな役割を果たした」としました。

 27日には、共犯の女が証人として出廷します。

共犯の女には、懲役23年の判決が言い渡されている
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 この事件では、共犯の女は罪を認め、懲役23年の判決が言い渡されています。

 一方、主犯である内田被告は、殺人罪と不同意わいせつ致死罪については否認しています。共犯者に実刑が出ていても、主犯が無罪となることはあるのでしょうか。

亀井弁護士
「当時19歳の受刑者の証拠と、内田被告の証拠は違ってくる可能性があるんですよね。内田被告側は(証拠に)全部不同意なら有罪の証拠はない。裁判は証拠に基づいて判断する。証拠がついてこなければ、有罪判定はできない。理論的には(共犯者の判決と)別の結果が出る可能性はある」

(2026年5月25日放送分より)

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