
「日本一早い」新米の収穫が26日、石垣島で行われました。今年のコメ価格はどうなるのか?目利きのプロからは古米より新米が安い“逆転現象”を指摘する声も上がっています。
新米が古米より安い?
まだ5月ですが、日本一早い新米の収穫です。そして、この早場米を見れば、今年の新米の価格が見えてくるといいます。
五ツ星お米マイスター
西島豊造さん
「今年の新米の値段は、はっきり言って下がりますね。(古米より)新米のほうが安くなる可能性もかなりあります」
今年は、新米が古米より安い!?異例の逆転現象が起きる可能性も。新米の価格を占うシーズンが、すでに始まっていました。
ここは沖縄・石垣島。南国の日差しを受けて育った稲が、収穫の時期を迎えています。
山七 山田義哲代表
「沖縄の場合、気温が2月、3月から上がってきますから、2月10日くらいには田植えが始まりますから」
石垣島では2月に田植えを行い、この時期に収穫する早場米が作られています。
「これが沖縄県産の『ミルキーサマー』です。一番最初にとれる超超早場米です」
では、この早場米の店頭価格は、5キロで、いくらになるのでしょうか?
「(5キロで)3500円になるのでは。新米は」
「(Q.去年は?)4500円以上」
コメの争奪戦が起きた去年と比べて1000円ほど安くなる見通しです。
新米のカギ「早場米」
実は早場米の価格を見れば、今年の新米価格を占えると、コメの「目利き」のプロ・西島さんはいいます。
「(早場米は)沖縄、宮崎、鹿児島があるが、そこではなく、関東のコメが、かなりキーマンになる」
そこで、向かったのが千葉県いすみ市です。田んぼを見てみると…。
栽培しているのは、コシヒカリ由来の早場米「五百川」です。
新田野ファーム
藤平正一社長
「あと2カ月経てば稲刈りができる」
今年3月に植えられた苗は、2カ月あまりでここまで成長していました。
7月下旬の収穫へ向け、26日行われていたのが…。
広い田んぼでも効率よく肥料をまけるよう、農業用のヘリコプターを活用しています。
「手で(肥料を)まくんじゃ、時間と経費がかかってしょうがない」
今重要なのが、育成の管理です。雨や猛暑の影響が出れば、収穫量や価格にも関わります。
「順調だと思う。スケジュールは合わせてやってるので大丈夫」
今年は生育が順調な、千葉の早場米。5キロの店頭価格は、どうなるのでしょうか?
「去年は3500円でスタートしたけど、今年は200~300円安くなるんじゃないか」
古米と“逆転”も
去年より安くなるとみられる早場米。ではこれが、この先の新米の価格にどう影響していくのでしょうか。
西島さん
「関東は(早場米が)千葉、茨城、埼玉が同じ時期に出てきますから一番参考になりやすい。そして、東京に一番近いので市場の動き方も見える。その値段と動き方を見て、他の産地は値段を決めてくる。千葉、茨城、埼玉が値段を高くあげてくると、周りはもっと高くなってしまう。逆に下げると、どこまで下げていいのかを各産地が判断してくる」
関東の早場米が十分な収穫量があり、店頭価格が落ち着けば、それが指標となり、今年の新米は安くなるといいます。
さらに、意外な現象も起きるかもしれません。
「古米が高いまま維持されて、新米が安くなってしまう」
古米より新米のほうが安い!?一体なぜなのでしょうか?
「(去年)古米で高い取引をしたので、値段が下げられない。(値段を)下げると自分たちの身が持たない」
そのため、今年の新米が安定した価格で出回ると、古米より新米が安い逆転現象が起きる可能性があるというのです。
コメのプロ「2000円台も」
では今年の新米は、いくらになるのでしょうか?
「3000円台前半で保てれば(農家は)ありがたい。もしかしたら2000円台、2800~2900円に(農家にとって)最悪なる可能性も」
西島さんは農家の負担も考えると、新米の価格は去年より1000円ほど安い3000円台前半に落ち着くのではないかということです。
(2026年5月26日放送分より)
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