岸田元総理がウクライナ電撃訪問の秘話明かす「列車で10時間、空襲を避けるために全速力で走ったり、急に止まったり…」「夜中、寝てました」

会館探訪
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【映像】岸田氏の部屋にある大谷翔平の「WBC優勝ユニ」&選手全員のサイン

 記者が議員の仕事部屋におじゃまして様々な話を聞く企画「会館探訪」。初回は第100・101代総理大臣を務めた岸田文雄氏の議員会館の部屋を訪問した。

【映像】岸田氏の部屋にある大谷翔平の「WBC優勝ユニ」&選手全員のサイン

 岸田氏は、2023年の総理時代の敢行したウクライナ極秘訪問について、当時の緊迫した舞台裏を明かしてくれた。

「ウクライナには列車で10時間かけて入った。国境を超えてウクライナ国内に入ってしばらくしてからWBC準決勝のタイミングで(私がウクライナを訪問したと)ニュース速報が流れたはず」

 テレビ朝日政治部官邸キャップの千々岩森生記者が、当時を「僕らに黙って、インドからチャーター機で向かった」と振り返り、「事前に教えてほしかった」と冗談めかして尋ねると、岸田氏は「いやいや、それは事前に伝えたらどういうことになるか、混乱は想像を超えるんじゃないかな」と、徹底した情報管理の必要性を語った。

 2023年当時、日本はG7の議長国を務めていた。訪問を決意した背景について、岸田氏は次のように振り返る。

「議長国として、サミットをリードしなきゃいけない。その時の最大のテーマは平和、ウクライナ問題だった。やはり、日本の総理として、議長として、一度訪問しなきゃいけない。そういった思いでした」

 ロシアによる侵攻開始から丸1年というタイミング。日本の総理大臣が戦後初めて「戦地」に足を踏み入れるという歴史的な行動だけに、事前の情報漏洩は何としても防がねばならなかった。

「いろいろな情報が飛び交ってどういうことになるのか、もう想像の域を出ないわけですが、やはり日本の総理大臣が戦後初めて戦地に行くということで、その辺の影響とか、それに対してロシアはじめ各国がどう反応するかわからない。情報管理については各国も随分と気を使いながらウクライナに訪問していたと思います」

 気になる現地での警備体制について、千々岩記者が「普段の総理官邸のSPだけだったのか?」と切り出すと、岸田氏はウクライナ軍との連携を明かした。

「日本側は普段私の周りにいるSPの皆さんでした。列車はウクライナ軍が警備をしていました。キーウに入っても、大統領官邸でゼレンスキー大統領と対談するという日程でしたから、ウクライナ軍が警備してくれていた」

 さらに話題は、国境を越えてから片道10時間に及んだ「列車移動」のリアルな内幕へと及んだ。千々岩記者が「行きの列車は緊張しましたか?」と問いかけると、岸田氏は戦地ならではの変則的な運行を振り返った。

「空襲を避けるために全速力で走ったり、急に止まってみたり、迂回して随分遠回りしてみたり。しばらく止まっていたと思ったら、全速力だーっと走り出したり、かなり変則的。想像するに、空襲等への警戒なんでしょう

「でも、狙われたら防空壕もない」と千々岩記者が指摘するも、岸田氏は「でも、各国とも列車で行ってるのは同じだから」と冷静に語り、最後に千々岩記者から「途中で寝たんですか」と聞かれると、「夜中、寝てました」と明かした。

(会館探訪/ABEMA

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