容器包装で“官民会議”も認識にずれ?“ナフサ調達難”はや2カ月

容器包装で“官民会議”も認識にずれ?“ナフサ調達難”はや2カ月
この記事の写真をみる(6枚)

包装や容器の原料にもなる『ナフサ』の調達難が叫ばれ始めてから、はや2カ月です。政府は27日、ようやく食品関連の民間団体などと情報交換会を開きました。一方、実際に容器を使う工場やスーパーからは、商品の出荷に影響が出るのではと懸念する声も出ています。

【画像】容器包装で“官民会議”も認識にずれ?“ナフサ調達難”はや2カ月

官民“情報交換”認識にずれ?

ホームデリカ
拡大する

弁当や総菜を1日約5万パック、関東各地のスーパーに届けている『ホームデリカ』。総菜を入れるプラスチック容器や衛生管理のための手袋などはナフサ由来。イラン情勢を受け、手に入りにくい状況が続いています。

食品業界では、今後への不安などからパッケージのデザインを変更する企業も相次いでいます。農水省では27日、業界団体など約250人がオンラインで集まり、初めての情報交換会が開かれました。

鈴木憲和農水大臣
拡大する

鈴木憲和農水大臣
「政府一体となって、一つ一つ丁寧に問題解決に向けて対応してまいりたい」

ナフサ由来の石油製品について、政府は「年を越えて供給できる見通し」としています。しかし、ホームデリカでは、資材メーカーから「8月以降はパックの供給の見通しが立たない」と言われているといいます。

ホームデリカ 竹田龍輔工場長
拡大する

ホームデリカ 竹田龍輔工場長
(Q.在庫が確保できない場合、どういったことが想定される)
「使えるものに置き換えていく。それができなくなれば優先順位で、お客様が求めている商品を優先的に出していく形。あとは商品をカットしていく。最悪、出荷できなくなる、製造できなくなる状況が考えられる」
(Q.政府は「在庫がある」と話し「いつでも相談してほしい」と)
「不透明な部分が多すぎるので、透明性を出してもらい、供給の先行きを早く提示してもらえると助かる」

容器値上げ再生利用に活路?

エフピコ
拡大する

ナフサの供給不安を受け、食品容器を作る大手各社は、来月1日から20%以上の値上げに踏み切ります。こうした中、注目されているのが“食品トレーのリサイクル”です。茨城県にある『エフピコ』では、関東各地から集めた使用済みのトレーを回収し、新しいトレーを作っています。白いものと色付きのものを手作業で選別。粉砕・洗浄し、新しいトレーに生まれ変わります。

エフピコ 冨樫英治ゼネラルマネージャー
拡大する

エフピコ 冨樫英治ゼネラルマネージャー
「ナフサというのは新しい原料から作る工程の話。リサイクルすれば新しい原料を使わなくていい」

この会社では、製造する食品トレーの半分以上がリサイクルされたものだといいます。

エフピコ 冨樫英治ゼネラルマネージャー
「一般消費者の協力がないと、私どものリサイクル事業も成り立たないので、消費者のご協力とご理解ですね」

この記事の画像一覧
外部リンク
この記事の写真をみる(6枚)
このまま画像を見る
続きは広告を見た後にご覧いただけます
クリックして広告を見る