
洞窟に1週間閉じ込められていた5人の無事が確認されました。ラオスの山岳地帯に位置するこの地は、かつて「地球上で最も秘密の場所」と呼ばれていました。
【画像】5人の生存を確認 水につかない岩の上に座り笑顔見せる
金の採掘で…1週間閉じ込め
捜索隊が進むのは、はいつくばってようやく通れる場所や、体のほとんどが水につかってしまうような場所です。この洞窟の奥で7人が閉じ込められたのです。
捜索隊
「ここから入って向こうに行く。見た限り水はまだまだ深い」
現場はラオス中部、首都ヴィエンチャンから北に約130キロにあるロンティエンです。
報道などによりますと、7人は近くの住民。中国の企業に日給約730円で雇われ、金の採掘のため、今月20日ごろに洞窟に入ったといいます。
ところが大雨によって入り口で土砂崩れが起き、100メートルほど先の空洞に取り残されてしまったのです。
竪穴で空気を確保されているものの、途中には高さが60センチしかない場所もあるといいます。
捜索隊
「人のいる場所までギリギリ体が通るくらいだ。水の量は減ってきていて、空気の通りもよくなってきている」
水没の洞窟“奇跡の救出劇”
この洞窟のあるロンティエンは、首都からは車で約8時間かかり、かつては「地球上で最も秘密の場所」と呼ばれていました。
深い山の中にあり、ベトナム戦争中、CIAとアメリカ軍の秘密基地として使われていたのです。今もかつての滑走路などが残っています。
戦後は長年にわたり閉鎖され、タイのメディアによりますと、現在もラオス政府が厳しく外国人の出入りを制限しているといいます。
そんな深い山の中にある洞窟で動きがあったのは、7人が閉じ込められてから約1週間後です。
捜索隊
「タイ人のベンといいます。皆さんを助けに来ました」
7人のうち5人の生存が確認されたのです。水につかない岩の上に座った5人は笑顔を見せています。
捜索隊
「痛い所はある?」
村人
「ないけど、おなかがすいて限界です」
捜索隊
「次の人は痛い所は?」
村人
「特にないけど、おなかがすいた」
捜索にはラオス政府の要請でタイからの救助隊も駆け付けました。
8年前、タイの北部で、やはり洞窟に閉じ込められたサッカーチームの少年ら13人の救出に成功した救助隊です。
捜索隊員
「午後4時半、5人が見つかった。あと2人の捜索を続けます」
報道によりますと、洞窟に入った住民は全部で10人。このうち3人は洞窟が水につかる前に脱出していました。
捜索隊は残る2人の捜索を続けています。
(2026年5月28日放送分より)
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