将棋棋士の“ひふみん”こと加藤一二三九段のお別れの会が6日、東京都内で営まれた。
会では朝日新聞社の中村史郎会長が追悼の言葉を述べ、「加藤一二三先生、本日こうして先生の遺影の前に立ち、お別れの言葉を述べなければならないことは痛惜の念に堪えません」と語った。
中村会長は、「私ども朝日新聞社とのご縁は誠に深く、そして長きにわたるものでした」と振り返り、「高校3年生だった18歳から60歳までの実に42年間、弊社の嘱託を務めていただきました」と紹介した。
また、「名人戦においては現役時代に数々の名勝負を盤上で繰り広げられただけでなく、長年にわたり新聞紙面での観戦記や立会人として多大なるご尽力を賜りました」と感謝を述べた。
さらに加藤九段が18歳でA級八段昇格を決めた当時の朝日新聞の記事を紹介。
「金ボタンの学生服できちんと座ったところは少年だが、対局態度はしぶとく、不敵で40歳の将棋だという。少年八段よ、世間のおだてに乗らないで、自重・自愛、すくすくと奇才を伸ばして面白い将棋の新風を見せてくれたまえ」と、当時の期待を伝える紙面の一節を読み上げた。
そのうえで中村会長は、「期待したとおり、最年少から最年長まで数々の記録を塗り替えた盤上での活躍はもとより、対局中のユーモラスな逸話や“ひふみん”の愛称で日本中から愛された」と述べた。
そして、「その底抜けに温かなお人柄まで、まさに“面白い新風”を生涯吹かし続けられた将棋人生だったのではないでしょうか」とし、「加藤先生、長年にわたる多大なるご貢献とご厚情に改めて心より感謝申し上げます」と追悼した。(ABEMA NEWS)
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