将棋棋士の“ひふみん”こと加藤一二三九段のお別れの会が6日、東京都内で営まれた。会場では、生前の加藤九段の音声が流れ、引退会見で語った言葉が紹介された。
以下、音声全文
私は常日頃、思っていたことなんですけれども、本当にこの棋戦を長きにわたって主催してくださった新聞社の方たち、あるいはまた、この棋戦を主催してくださっているスポンサーの方々に、深い深い感謝の念を持っていましたけれども、改めてここに深く心からの謝意を表する次第です。
私の将棋人生はかなり成果を上げたというふうに思っております。とは言いながら、それはひとえに本当に支援してくださった方々、あるいはずっと長年にわたって私のことを応援してくださったファンの方々のご厚意の賜物だというふうに考えております。
棋士としては、とにかく名局の数々を指してきまして、これはよく言うんですけれども、例えばバッハとかモーツァルトのような名曲の数々が、今でも世界中の人々に大きな喜びを与える。同じように、と言うとちょっとおこがましいんですけれども、将棋ファンにとっては、私および私たちトップ棋士が指した名局というものは、文化遺産として残していけば、100年経っても、200年経っても、300年経っても、人々の感動を必ず呼ぶという自信があります。それだけの誇りと自信があります。
そういったことを達成できたのは、ひとえに、繰り返しますけれども、本当に将棋の棋戦というものを早い段階から志高く、何とか将棋の棋士たちを応援してあげようというご厚意のある方々のおかげです。その賜物だというふうに、本当に深く感謝する次第です。
(ABEMA NEWS)
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