ロック板ない駐車場が増加 ナンバーで精算しカメラ監視 代金未払いをどう防ぐ?

ロック板ない駐車場が増加 ナンバーで精算しカメラ監視 代金未払いをどう防ぐ?
この記事の写真をみる(7枚)

 各地で見かけることが増えた駐車券もない、ゲートもない、ロック板もないという駐車場。「料金を払わずに出られてしまうこともあるのでは?」という声もありますが、どう防いでいるのか、仕組みを取材しました。

【画像】認識率を高めたカメラの映像を利用した精算機

ナンバーで精算 カメラ監視

ゲートなし・ロック板なしの駐車場
拡大する

 特に操作することなく、車が出入りする駐車場。この駐車場ではスムーズに駐車できるだけでなく、精算もスマホに自分の車のナンバーを入力すると代金が表示され、それを支払うだけです。

駐車場利用者(60代)
「(ロック板は)ないほうが楽。ナンバープレートで精算もできるので、雨の日とか(駐車番号を)覚えてないと、何番に止めたのかって、戻らなきゃいけない。それがないから(良い)」

 こうしたゲートなし・ロック板なしの駐車場が今、各地で急増しています。この駐車場はよく見るゲートがなく、カメラのみが設置されています。

AIが搭載されたカメラ
拡大する

 車の出入りを管理しているのは、AIが搭載されたカメラ。ナンバープレートを読み取り、入庫から出庫までを記録しています。

エコロシティ 山本麻理社長
「入り口のカメラがあって、ここで車番(ナンバー)を認識する形。(AIカメラは)ここは出口と入り口が1カ所ずつですので、それほど多くないカメラで制御することが可能です」

カメラ性能とAI解析技術

背景にカメラ性能とAI解析技術
拡大する

 背景にあるのは、ここ数年、急速に進化しているカメラの性能やAI解析技術です。

ピットデザイン 池末浩規会長
「実はですね、カメラって以前から付いていたんですよ。カメラの認識率があまり高くなかったので、どうしてもチケット(駐車券)に頼らないとという状態。認識率を極限まで高めることで、カメラだけでできるようにした」

認識率を高めたカメラの映像を利用した精算機
拡大する

 認識率を高めたカメラの映像を利用した精算機。ナンバーを入力すると、自分の車が画面に映し出され、プレートを鮮明に捉えることができます。
※運転者の顔などは個人の特定ができないよう特別な処理が施されます。

 ただ、ロック板もゲートもないと、代金を支払わずに出ていってしまう利用者もいそうですが、大丈夫なのでしょうか。

代金未払いをどう防ぐ?

“逃げ得”を防止
拡大する

 駐車場の管理や運営を行う会社には未払い者の情報を共有する協定があり、過去の未払い情報をもとに、利用者に対して料金の督促を行うことができる仕組みがあります。こうした取り組みで“逃げ得”を防いでいます。

池末会長
「以前は誰がお金を払わなかったのか分からなかったが、今は全部分かってしまうので。そこは実際には今の形の方が、防犯とか『乗り逃げを防ぐ』という意味では機能が高い」

法的責任を問われる可能性
拡大する

 専門家によると、故意の未払いの場合、法的責任を問われる可能性があるといいます。

あいち刑事事件総合法律事務所 松本倫明弁護士
「民事の場合は支払わなかった駐車場料金にプラス、場合によっては調査費用や弁護士費用がかかってくる可能性。刑事については、意図的な踏み倒しの場合に威力業務妨害という犯罪が成立して3年以下の拘禁刑、50万円以下の罰金という刑が科せられる可能性がある」

(2026年6月23日放送分より)

この記事の画像一覧
外部リンク
この記事の写真をみる(7枚)
このまま画像を見る
続きは広告を見た後にご覧いただけます
クリックして広告を見る