
覚書の署名後、アメリカとイランの協議が初めて行われました。一時はイラン側が協議の場から退出する事態となりましたが、アメリカのバンス副大統領は「大きな進展を遂げた」と成果を強調しました。
【画像】イスラエル首相「国の壊滅や国民の殺害をもくろむ相手には、こちらから先に仕掛ける」
「核査察同意」バンス氏主張
バンス副大統領
「アメリカ国民として最も喜ばしいことです。イランが国内へのIAEA(国際原子力機関)の査察受け入れに応じました。これは大きな節目です。恒久的非核化、核兵器開発の廃止に向けた最初の一歩となります」
アメリカの政府高官によると、アメリカとイランが署名した覚書では、イランは保有する高濃縮ウランを国内で希釈することに同意しています。
「これこそが我々の目指したものであり、それ以外の核関連問題でも大きな成果を上げました」
成果を強調するバンス副大統領。一方、イランメディアは、情報筋の話として「IAEA査察官のイランへの復帰に関するアメリカ副大統領の発言は虚偽である」と報じています。
イランも成果を誇示
覚書には、「レバノンを含むすべての戦線における軍事作戦の即時かつ恒久的な停止」という項目もあります。
しかし、覚書の署名後も、イスラエルはレバノンを攻撃。数十人が死亡しています。
イスラエル ネタニヤフ首相
「我々の新たな安全保障方針は、先制・攻撃・奇襲です。国の壊滅や国民の殺害をもくろむ相手には、こちらから先にしかけます」
バンス氏は、衝突回避の枠組みを構築したことで「事態のエスカレートを防ぐことができる」「すでに効果は表れている」と主張しました。
イラン側も、石油輸出の制限が解かれ、凍結資産が一部解除されたとして成果を誇りました。
イラン外務省 バガイ報道官
「今回のイラン代表団の目的は相手の襟首をつかみ、相手に合意事項の履行を説得することでした」
アメリカ財務省は22日、「イラン産の原油や石油製品などの生産・輸送・販売について60日間許可する」と発表しました。
仲介国のパキスタンとカタールは22日、共同声明を発表。今後、高官級の「ハイレベル委員会」が設置され、最終合意に向けた実務者レベルの協議が60日間進められることになりました。
(2026年6月23日放送分より)
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