
ベルギーを訪問中の両陛下の歓迎式典が始まりました。
“特別なおもてなし”
日本時間午後5時半ごろ、ブリュッセル王宮で、両陛下の歓迎式典が始まりました。
歓迎ムードのベルギーでは、「日本の天皇はフィリップ国王との友情を確固たるものにする」「ボードワン国王以降は関係がより密接」と伝えられています。
今回ベルギー王室の両陛下のへの対応は「特別」なものだといいます。
社会部 秋本大輔記者
「両陛下がシエルニョン城に滞在されていた際には、フィリップ国王夫妻のほか、エリザベート王女ら4人の兄弟も一緒に訪ねて、庭で夕食を楽しまれました。両陛下は家族全員で来て、心温まる和やかなひとときを過ごすことができたことに対して、おもてなしに大変感謝されていたということです。宮内庁側も、ベルギー王室側のもてなしについては、相当歓迎の気持ちが強く特別待遇という感じがするとしています」
ラーケン宮に移動すると、マチルド王妃は雅子さまをチークキスで出迎えます。
「ラーケン宮に両陛下が入られてからも、フィリップ国王夫妻は、泊まる部屋などを自ら案内されていたということです」
陛下と王妃が交わした会話
両陛下は、通訳を介さず会話されます。
交流を深められる両陛下、英語での会話も少し聞こえてきました。
陛下
「あちらに記念碑がありますね」
マチルド妃
「おっしゃられる通りです」
ラーケン宮のことをよくご存じです。それもそのはず。
ピアノを弾かれる美智子さま、チェロは上皇さま、それをファビオラ王妃が聞いています。
1984年にラーケン宮に泊まられた際に撮った写真でしょうか。ベルギー王室は今回懐かしの写真を公開しました。
こうメッセージが添えられています。
「長年にわたり、両国の王室と皇室が互いに数多くの訪問を重ねてきたことで、この強固な絆はさらに深まりました」
さらに特別な関係でないと、しないといわれるのが…。
秋本記者
「日程中、陛下がフィリップ国王と共に視察する際には、同じ車に乗って移動することが多くなっています。先方からのオファーがあり、陛下が受けられたということです。親しい関係でないと大変なこともあり、宮内庁側も比較的珍しいことだとしています」
歓迎式典を見に来た人
「ベルギーと日本のすばらしい友好の証しでもあるので、この訪問をうれしく思っています」
両国をつないだ本
両国をつないだものは、もう一つあります。本です。
ルーバン・カトリック大学 書庫責任者
フロール・グイヨさん
「日本は図書館を支援すると名乗り出た最初の国の一つでした。ルーヴェン図書館の火事の後、日本から寄贈されたものです」
火事になったルーヴェン大学を、1921年に昭和天皇が訪れていて、それが本を寄贈するきっかけになったといいます。陛下も1990年に訪問されたことがあります。
こちらは17世紀に出版された栄花物語の古活字版です。当時の宮内庁が寄贈したということで、24日に天皇陛下に紹介する予定だということです。
日本語学科を卒業したテリンさんは、当日陛下を案内し、本を紹介するということです。
ルーバン・カトリック大学 日本図書学芸員
フレイヤ・テリンさん
「『栄花物語』という書物。ルーバン大学の日本寄贈文庫。宮内省図書寮(当時)の寄付になる。本が日本とベルギーをつなげるのは本当に美しいことだと思う」
歓迎行事はこの後も続き、夜の晩餐(ばんさん)会では陛下がお言葉を述べられるということです。
(2026年6月23日放送分より)
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