サッカー北中米ワールドカップ、22日に行われた試合を元日本代表・稲本潤一さん(46)の解説で見ていきます。優勝候補スペインは、18歳のエースが輝きを放ちました。
スペイン18歳神童が初先発
スペインの神童と呼ばれる18歳のヤマル選手。ワールドカップ初のスタメン出場。サウジアラビアとの対戦です。
開始早々、ヤマル選手がドリブルで相手を翻弄(ほんろう)。早速、チャンスを演出しました。
「ヤマル選手に3人が付いていて、左足を警戒して左側にディフェンスに行くのですが、ヤマル選手は右でのセンタリング精度が高いので、なかなか止めきれません」
そして、前半10分でした。久保建英選手(25)のチームメート、オヤルサバル選手(29)のクロスに合わせたのが…ヤマル選手!エースのワールドカップ初ゴールです。
「ゴールまでの動き方。一度、中に入りますが、それで相手ディフェンスは中に来るのかなとちょっと見ている。それを逆手にとる消える動き。ドリブルだけではなく、こういう動きができるのがヤマル選手のすごさ」
さらに、スペインの攻撃。フワッと浮かせたクロスからパスをつなぎ、最後はオヤルサバル選手がゴールを奪います!
「左に一度振られてワンタッチ、ワンタッチで右に振られているんです。これは相手ディフェンダーからしたら、ディフェンスはできないです。目が回っていると思います」
スペインが4得点で、サウジアラビアに勝利しました。
起こせるか!再び番狂わせ
大西洋に浮かぶ人口60万人の島国・カーボベルデ。初戦で初出場ながらスペインと引き分け、番狂わせを起こしました。
その立役者が40歳のキーパー、ボジーニャ選手。初戦はビザの関係で見られなかった母のエボラさんも駆け付けました。
前半21分、優勝経験のある強豪ウルグアイを相手に、カーボベルデはフリーキックから記念すべきワールドカップ初ゴールを奪います。
ボジーニャ選手の母・エボラさんも大喜び!このフリーキックはどうでしたか?
「シュートは素晴らしいのですが、壁に入ったウルグアイの選手の間に(ボールが)入ってしまっているので、これはキーパーからしたらどうしようもできないです」
しかし、格上のウルグアイが黙っていません。前半44分に同点とされると、前半のアディショナルタイムに、逆転を許してしまいます。
1点を追いかけるカーボベルデ。エンドが変わった後半16分、バレラ選手(24)がボールを奪ってシュート!同点に追いつきました。
その後はウルグアイの猛攻にさらされますが、再三のピンチをキーパーのボジーニャ選手らがしのぎました。
「キーパーも素晴らしいのですが、シュートに対応したディフェンス陣の集中力が素晴らしかったです」
試合は2対2のドロー。カーボベルデは強豪相手に2試合連続で引き分けです。
3戦目の相手はサウジアラビア。初出場のカーボベルデは、初の決勝トーナメント進出へ大きな可能性を残しています。
格上相手にイラン止める!
アメリカへの入国が制限されるなど厳しい戦いが続くイランは、格上ベルギーとの一戦です。
イランは試合序盤からベルギーに攻め込まれる展開。しかし、キーパーのベイランバンド選手(33)の好セーブでゴールを割らせません。
すると前半25分、フリーキックのチャンス。意表を突いたパスからエースのタレミ選手(33)がネットを揺らし先制…かと思われましたが、惜しくもオフサイド。わずかにオフサイドラインから体が出ていました。
後半に入っても攻め込まれるイラン。しかし、ここでもベイランバンド選手!この試合で7度のシュートセーブを記録するなど、守護神がゴールを守り抜いたイラン。引き分けに持ち込み、勝ち点1をつかみました。
エジプトのエース一撃で…
同じグループG。エジプトは、プレミアリーグで4度の得点王に輝いたエースのサラー選手(34)が見せます。
同点で迎えた後半22分。サラー選手がワンツーで抜け出し左足ダイレクト!エースが今大会初ゴールです。
「右サイドの選手のオーバーラップを利用して、中の選手を使ってのワンツーなのですが、サラー選手がこれだけボールタッチが多いと、なかなかディフェンダーは詰めにくい。パスのようなシュートでした。素晴らしい」
ニュージーランドに3対1で勝利。サラー選手の決勝点で、エジプトはワールドカップ初勝利です!
(2026年6月22日放送分より)
