上田綺世の躍動で日本快勝!稲本潤一&内田篤人が次戦スウェーデン攻略の鍵を徹底解説

 サッカーのFIFAワールドカップ2026、元日本代表の稲本潤一さんに日本代表の今大会初勝利について聞きます。

 日本代表、チュニジア戦は今大会初勝利。素晴らしい試合でした。

稲本さん
「頼もしかったですね。見ていて面白かったです。(4点より)もっといけましたね」

 そして、次のスウェーデン戦が行われる決戦の地・アメリカには内田篤人さんがいます。チュニジア戦、実際に見てどう感じましたか?

内田さん
「ほぼほぼパーフェクトな試合運びだったと思います。4点はもちろん目がいくんですけど、無失点と枠内シュートを打たれたのが0本だったので、非常にいい試合でした」

 森保ジャパンは21日、衝撃のゴールラッシュでワールドカップ日本史上最多4得点を奪い、チュニジアに快勝しました。

 決勝トーナメント進出をかけた運命の一戦を稲本さんと内田さんが徹底分析します。

次戦に備える森保J

 日本時間22日、快勝したチュニジア戦からベースキャンプ地のアメリカ・ナッシュビルに戻ってきた日本代表。

 この日の練習はオフ。2試合連続ゴールを決めた鎌田大地選手(29)など、選手たちはホテルでリカバリートレーニングを行いました。

 一方、初戦のオランダ戦で左ひざを負傷した久保建英選手(25)。この日も、練習施設でのリハビリを行った模様。まだ少し左足を気にしているように見えます。

W杯史上最多得点で勝利

 21日のチュニジア戦。日本サッカー史に残るゴールラッシュとなりました。

 開始4分、いきなり動きます。左サイド中村敬斗選手(25)からのパスを鎌田選手がゴール。先制点を奪います。

 さらに、前半31分。オランダリーグ得点王、上田綺世選手(27)のワールドカップ初ゴールで2点差とします。

 攻撃方向が変わった後半。後半24分、田中碧選手(27)からのパスを上田選手がワンタッチでつなぎ、抜け出した伊東純也選手(33)がゴールを奪います。そして後半38分、佐野海舟選手(25)の右クロスを上田選手が頭で合わせ、この試合2点目のゴールを決めます。

 日本のワールドカップ史上最多となる4ゴールで、今大会初勝利です。

上田選手
「ホッとしています」
「(Q.ワールドカップ2大会目で初ゴール。おめでとうございます。初ゴールの心境は?)前回の大会で悔しい思いしたので、ようやく晴らせた気がする」

次戦の相手はスウェーデン

 そして、日本の第3戦の相手・スウェーデンはオランダと注目の一戦。

 青いユニホームのスウェーデンは前半5分、いきなりピンチを迎えます。左サイド、ガクポ選手(27)に突破され、クロス!ブロビー選手(24)にゴールを決められ、先制を許します。

 さらに前半17分、今度は右サイドからのクロスに再びブロビー選手!サイドからの攻撃に対応することができず、序盤から2点を追う展開になりました。

 反撃に出たいスウェーデンは前半37分、パスをつないで、イサク選手(26)からギョケレシュ選手(28)!2トップを軸にゴールに迫りますが、ネットを揺らすことができません。

 エンドが変わった後半もオランダの猛攻は続きます。左サイド、ガクポ選手が切り込んでシュート!三度サイドを崩されこれで点差は4に広がります。

 流れを変えたいスウェーデンは後半14分イサク選手のスルーパスに、途中出場のエランガ選手(24)が反応しゴール!しかし、反撃もここまで。5対1でオランダが勝利しました。

 スウェーデンはオランダを上回る16本のシュートを放つも、点差を覆すことはできませんでした。

 第2戦を終えグループFの順位は、総得点の差でオランダが1位、日本は2位。第3戦の結果次第では上位3チームに1位の可能性がある混戦となっています。

強さ見せたチュニジア戦

 改めて、チュニジア戦のエース上田選手のシュートは見ていて興奮しました。

稲本さん
「すごかったですね。あれぞフォワードの得点といいますか。右サイドから伊東選手が走っているのが見えていると思いますけど、自分で打つことしか考えていない得点ですし、右に振って確実に股を狙っていると思うので、これぞフォワードという得点でしたね。本人もめちゃめちゃ気持ちいいと思います」

 オランダ戦でも感じましたが、チュニジア戦もどこか安心して見ていられた。日本は組織がしっかりしているという感じがしました。隙がなかったです。

「ですし、4枚代えて特にディフェンスラインを3枚中2枚代えても、安定した力が出せるっていうのは、それこそ今の日本の総合力の高さなのかなと思います」

 誰が出ても行けると?

「そうですね。僕らの時代では考えられなかったです」

 内田さんには守備について聞きます。無失点、しかも枠内へのシュートが1本もなかった。何が良かったんでしょうか?

内田さん
「ディフェンスを3人中2人入れ替えて、スタート、大丈夫なのかな?という声もあったと思うんですが、全く問題ありませんでした。攻撃の選手が戻ってきて守備をする、それから攻撃から守備への切り替えの早さは素晴らしかったと思います。ここの切り替えの早さは森保ジャパンの生命線。そこは体現できていたんじゃないかなと思います」

決勝トーナメント進出は

 次は26日、スウェーデンとの試合になります。日本は引き分け以上で2位以上が確定。つまり、決勝トーナメント進出が決まります。

 かなり気が早いのですが、決勝トーナメントの相手が気になります。ブラジルになるのか、モロッコになるのか、ここはどうなるのでしょうか?

 決勝トーナメントの表を見ると、日本が1位通過すると、グループCの2位と戦うことになります。2位通過すると、グループCの1位と戦うことになります。

 現在、グループCは2試合終え、1位がブラジル、そして2位が前回大会ベスト4の強豪のモロッコとなっています。3位のスコットランドにも2位以上の可能性が残っていますが、この2チームが有力視されています。

 まだ確定はしていないですが、仮にブラジルかモロッコがくるとしたらどちちが嫌でしょうか?

稲本さん
「どっちも嫌です。嫌なんですが、あえていうなら僕はモロッコのほうが嫌なのかなと。モロッコの試合を2試合とも見たんですけども、やはり選手が流動的にすごく動く、すごくアグレッシブにプレーするんですね。それは日本の選手からしたらすごく捕まえにくいですし、すごくやりにくいのかなと思います」

 しかし、ブラジルは…?

「そうなんですよ。これ、自分で言っていて不思議なんですけど。ブラジルは一度勝っているという経験をしているのが、すごくでかいのかなと思いますね」

 また、仮に日本が3位通過した場合は、およそ80%の確率でグループIの1位と対戦することになります。ただ、フランス、ノルウェーなどがいます。

「順当にいけばフランスだと思うので、フランスは一番嫌です。本当に優勝候補だと思っているので。まあ、3位になることは多分ないんじゃないかと思います」

スウェーデン戦攻略は

 まずは目の前の相手・スウェーデン戦ですが、日本が引き分けたオランダにスウェーデンは大敗をしました。それを見ると、これは日本が勝てるのでは?と思ってしまいます。

稲本さん
「思いますよね。でも、スウェーデンは間違いなくチュニジアよりは力があるチームですし、やはり前線にギョケレシュ選手とイサク選手という、すごく強力な2枚がいるので。これは日本からしたら警戒しないといけないですし、向こうも勝ち点1を取らないと3位以内に入らないので、戦い方は変えてくるんじゃないかと思いますし、すごく難しい試合になると思います」

 スウェーデンに勝つために、どのように日本がゴールを奪えばいいのでしょうか。ポイントは?

「やはり前線でどれだけボールをキープするのかだと思うので。前回の試合のMVPの上田綺世選手がどれだけボールをキープするか。流れが作れればボランチの選手やサイドの選手が上がる時間が作れると思いますし、上田選手はワンタッチも使えるので、上田選手に食いついたディフェンスをワンタッチで剥がすであったりができると思うので、上田選手がこの試合ではかなりキーポイントになると思います」

 スウェーデンの攻撃陣はかなり強力ですが、内田さんは日本の守備はどう対応すればいいと思いますか?

「稲本さんもおっしゃっていました、ギョケレシュ選手とイサク選手という2枚の攻撃的な選手が非常に強力なので、ポイントはディフェンスライン、日本の3バックが重要になってくると思います。基本的には2枚に対してプラス1枚余るのが普通なんですが、例えば、日本が攻めている時に、1人がサイドで入ったら、ある程度、数的同数になるので、彼らの守備能力は非常に大切になってきます。攻守が切り替わったあと起点になって攻撃してくるので、そこのマークを見失わないリスク管理が非常に大切になると思います」

 スウェーデン戦への期待感が非常に高まっていますが、内田さんはどんなことに期待しますか?

「コンディション的には問題ないのかなと思います。選手各々のコンディションの合わせ方、非常に上手だなと思いますし、選手間の競争ももちろん出てきているので、チームにプラスな方向になっていくと思います。稲本さんはもうちょっとたくさんしゃべりたいと思うので、どうぞ」

稲本さん
「素晴らしい戦いぶりと理想的な結果が出ていると思いますし、何よりもフィールドのプレーヤーがほぼ出ていると。2人以外、スタメンではないですけど使ってもらっているというのは、選手からしたらかなりモチベーションは高いと思います」
「モチベーションをキープできる。ずっと試合に出ていないとやはりフラストレーションはたまるので、使ってもらえているのは選手の自信にもなりますし、監督の采配っていうのも素晴らしいなと思います」

(2026年6月22日放送分より)

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