
日本の中古車の人気が高まり、国の内外で争奪戦となっています。販売価格が高騰する一方で車を手放す人にとっては、中古車を高く売る絶好のチャンスです。
価格高騰「死ぬまで乗れる」
中古車最大手のオークション会場「ユー・エス・エス」。多くの人がモニター越しに車を見定めていきます。
ユー・エス・エス横浜会場
中島恵一会場長代行
「参加の業者さんの数で言うと大体1200社ぐらい。多い時で1400、1500社ぐらいですね。きょうは6000台出品されて大体4000台弱が売れていくような計算」
去年の中古車輸出台数が過去最高を更新するなど、落札された車の一部は海外に輸出されます。外国に中古車を販売している業者はこのように話します。
「日本の車は世界一番でしょ、世界で一番。一番いい車でしょ。他の海外の車、ドイツ(車)でも8万、10万キロ走っていると終わりだから。もうラジエーターがダメになっちゃう。日本の車はオイル交換すれば最後まで乗れる。死ぬまで乗れる。世界一」
物価高で新車の販売価格が上がるなか、中古車の買い取り相場も上昇しているため、車を手放す人にとってはうれしい状況です。
一方、大変なのが、中古車をなるべく安く仕入れ、高く売るのが仕事の販売業者。かつては安く仕入れることができたという20年モノの中古車も。
中古車販売業者
「数年前までは平成20年(式)くらいだと古いから解体だったが、今は平成16年、17年、18年の本当に古い車でも高く取引されている」
さらに最近では、日本の中古車取引市場に直接、海外の販売業者が参入し、争奪戦は激しさを増しています。
中古車販売業者
「オークション会場って海外のバイヤーさんがものすごく増えている気がする」
中島会場長代行
「海外のバイヤーさんが『日本の中古車はインバウンド価格だよ』と、本当に海外基準の価格になっている」
世界で争奪戦
2020年に76万円だった中古車の落札価格は上昇を続け、2022年には100万円を突破。今年2月には過去最高額となる138万円をつけました。
中古車販売業者
「今まで100万円で仕入れていた車がもう120万、130万円になっていて。売値とほぼ同じ金額。もしくは高くなってしまう現象がありますね」
仕入れ値が上がると、当然、売り値も上げざるをえないため、手頃な価格で中古車を買いに来る日本人客の要望に応えられない状況が生まれています。
中古車販売業者
「円安の影響もあって、競り負けることは多々あります。でも、(店に来る)お客様というのは予算が決まってますから。状況を話したところで予算が急激に上がるわけではないし」
中島会場長代行
「日本で商売をしているのに、仕入れに関しては世界を相手に戦わなきゃいけない。売る方にとっては非常にチャンスな状況ですし、買う方にとるとなかなか仕入れが難しい状況」
(2026年6月24日放送分より)
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