
風光明媚な湖に4隻の遊覧船が長年放置されていて、夏の観光シーズンを前に行政が大きな決断に踏み切ろうとしています。
遊覧船を12年放置…横倒しに
青森県の十和田湖に放置された4隻の遊覧船。青森県によると、12年間、この状態だといいます。中には、転覆した船もあります。
転覆する前(2014年)の遊覧船の写真と比べると、23日の映像では横倒しになっていました。
県によると、去年2月の記録的な大雪の影響で、雪の重みや強風に耐えられず転覆したということです。 4隻の遊覧船はなぜ12年もの間、放置されているのでしょうか。
行政代執行を通達
2013年に遊覧船を運営していた会社が破産。その後、元従業員が立ち上げた組合が船を取得し、翌年から運航を再開しました。
しかし、桟橋の使用料を滞納し、2015年に遊覧船4隻は不法係留船となりました。
青森県 港湾空港課 橋本公学課長
「所有者に対しては、十和田湖という観光的な名所でもありますし、早期に撤去するよう指導してきた。当初からですけど、26回ほど指導してきた」
ところが、所有者側に動きはなく、県は今月末までに撤去しない場合、行政代執行に踏み切ると通達しています。
川崎市で行政代執行
先週、神奈川県川崎市は同じように8年間放置されていた遊覧船に対して、行政代執行による解体・撤去作業を行いました。
川崎市港湾局 港湾管理課 赤羽根薫課長
「本来こういった遊覧船が工業地帯の中に停泊することは想定していない。ちゃんと指導に従って動かしていただければ、こういうことにならなかったので、その点は非常に残念でならない」
遊覧船の所有者は何を主張しているのでしょうか。
橋本課長
「所有者のほうは内部で協議しているようですけども、これまで撤去に向けた具体的な回答というのは得られていない状況」
「費用は組合(所有者)から徴収するということを通知している」
県はすでに今年度の予算に遊覧船4隻の撤去費用として、およそ3億9000万円を計上しています。
(2026年6月24日放送分より)
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