
JR東海が着工を目指すリニア中央新幹線の静岡工区について、静岡県知事が着工を認める意向を固めたことが分かりました。
リニア静岡工区 着工容認へ
名古屋市で23日に開かれたJR東海の株主総会。およそ400人が参加し、リニア中央新幹線の工事の状況や開業時期について質問が相次ぎました。
株主(50代)
「具体的に何年というのは、静岡工区の工事が正式に開始しないと申し上げられないみたいな回答、具体的な数値が出れば一番良かったです」
JR東海側は「静岡県とは対話が必要なすべての項目について区切りがついている」としたうえで、「工事の着手に見込みが立っていないため、開業時期を見通すことはできない」と説明したということです。
そうしたなか、複数の関係者によると、静岡県の鈴木康友知事(68)が県議会最終日の来月7日に、「着工容認」を表明する方向で調整に入ったことが分かりました。
鈴木知事
「着工の判断に必要な材料は着実に整いつつあると認識しており、それほど遠くない時期に、何らかの考えを示せるものと考えております」
来月表明 最速2036年開業
東京・品川から名古屋まで最短40分。リニア中央新幹線の静岡工区を巡ってはおよそ10年にわたり議論が続けられてきました。
静岡県 川勝平太知事(当時)
「何のメリットもないリニア新幹線など、静岡県にはいらない」
トンネル工事によって大井川の流量減少など自然環境への影響を懸念し、静岡工区の着工に反対し続けた川勝前知事。
ところが、おととしの鈴木知事就任で一気に潮目が変わります。
鈴木知事
「スピード感をもって事に対処していきたい」
県がJR東海に提示していた28項目の課題について、今年3月に対話が終了し、大井川流域の自治体での住民説明会も、22日までに終わりました。残すは鈴木知事の政治判断のみという状況です。
静岡工区は、着工から完成まで少なくとも10年はかかるとされていて、今年中に工事が始まったとしても、開業は早くて2036年になる見通しです。
(2026年6月24日放送分より)
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