本日25日午前7時30分ごろ、岩手県沖を震源とするマグニチュード6.9の地震があり、青森県階上町で最大震度6強を観測した。これを受け気象庁は記者会見を開き、揺れの強かった地域では家屋の倒壊や土砂災害の危険性が高まっているとして、今後の地震活動や雨の状況に十分注意し、危険な場所に立ち入らないよう身の安全の確保を呼びかけた。
気象庁の説明によると、地震の検知および発生時刻は25日午前7時30分ごろ。震源の深さは約50km、地震の規模を示すマグニチュードは6.9(速報値)で、青森県階上町で震度6強を観測したほか、北海道から伊豆諸島にかけて震度6弱から1の広い範囲で揺れを観測した。地震活動の状況として、25日午前9時現在までに震度1以上を観測した地震が3回発生しているという。また、高層ビルなどを揺らす「長周期地震動」も観測されており、北海道から東北地方にかけて「階級2」を検知した。気象庁は、階級2の揺れについて「物につかまりたいと感じる」程度の揺れであるとし、高い建物の中では恐怖を感じる可能性があると説明した。
今後の見通しと防災上の留意事項については、今回の地震に伴い若干の海面変動が予想されるものの、被害の心配はないとした。一方で、過去の事例では大地震の発生後に同程度の地震が発生した割合が日本国内で1~2割あると指摘。揺れの強かった地域では地震発生から1週間程度、最大震度6強程度の地震に注意するよう呼びかけ、特に今後2~3日程度は規模の大きな地震が発生することが多いと説明した。また、今回の地震と「北海道・三陸沖後発地震注意情報」との関係については、精査の結果、基準に至らないため注意情報の発表はないと明かした。
会見では、気象庁ホームページで公開している震度計のない場所も含めて揺れの大きさを推計した「推計震度分布図」の活用も呼びかけられた。緊急地震速報の発表状況については、今回は揺れから4.7秒後に速報を発表しており、多くの地域で揺れが到達する前に間に合ったとみられるという。さらに、震源周辺の過去の地震活動として、マグニチュード7程度の地震が10~20年に1回程度の頻度で発生する地域であると説明。今回の震源はプレート間の巨大地震が発生しやすい領域にあり、そもそも巨大地震の発生確率が最も高い場所に位置しているとして、今回の地震に限らず日頃からの備えを改めて強調した。
(ABEMA NEWS)

