
暴風域を伴いながら北上した台風7号。
【画像】川と川をホースで“氾濫”対策 道路陥没や冠水被害も…ダブル台風 関東“連続”直撃へ
接近前に…近畿で大雨被害
台風が梅雨前線を刺激して、近畿地方では、非常に激しい雨が降りました。
今年、一番の雨となった京都。
京都市内を流れる鴨川が増水し、一時、『レベル4氾濫危険警報』が出ました。

兵庫県淡路市では、新聞配達のアルバイトの男性(72)が亡くなりました。雨で水かさが増した川に流されたとみられています。
大阪も、今年、一番の雨となりました。
生野区では、複数のマンホールから水が吹き出しました。さらに、マンホールが、地面に埋め込まれていた枠ごと外れ、アスファルトがめくれあがりました。


現場は、片側3車線の道路。信号機も止まっていました。1車線のみ利用できる状態で、通行規制しながら、復旧作業にあたっています。

目撃者
「(Q.雨が降っていた当時の状況は)結構、雨がひどく、明け方でお風呂に入っていると、すごい音がするなと思ったら、バーンと。ガシャーンというか、すごい音だったから、びっくりして。窓からのぞいたら、噴水のように上がっていて、地割れみたいなのが見えたので、すぐに警察に電話した」
冠水の被害も深刻です。東大阪市では、道路が完全に見えなくなりました。

病院の駐車場も一時、膝の上まで水没したそうです。
東大阪徳洲会病院 橋爪慶人院長
「地下は、酸素とか吸引機の電源とか、重要な医療機器もあるので、それだけは守らないといけない。災害は、想定はしているが、ただ、きのうの時点で、あした、あさっては気にはしていたけど、まさか、きょうとは思わなかった」
京都府の精華町では、土砂災害が発生。東畑地区の239世帯、529人を対象に危険度が最も高い『レベル5緊急安全確保』が出ました。現在は、『レベル4避難指示』に切り替わっています。

一日に2つの台風が接近か
列島に大雨をもたらしている台風。
27日にかけ、近畿から関東の広い範囲で影響を及ぼす恐れがあります。

関東では、台風8号が27日明け方から昼前にかけて接近し、上陸する可能性があります。その後、台風7号が夕方から夜の間に接近し、2つの台風が直撃する見込みです。

過去、2つの台風が続けて来たのは1998年9月。このときは“2日連続”で近畿地方に上陸しました。死者18人、行方不明者1人。住宅にも多くの被害が出ました。
今回は、それが一日のうちに来るということ。予想される雨の量は、関東南部や静岡県で200ミリ以上と、大雨災害が発生するリスクが高まります。
川と川をホースで…“氾濫”対策
備えは、すでに始まっています。
静岡県沼津市。
小さな川から、土手を越え、近くの大きな川に向かって、ホースをつないでいました。

なぜ、川をつなぐ必要があるのでしょうか。
大平地区は、土地が低いことから、繰り返し浸水被害にあってきました。住民は、そのたびに床の張替えなど、リフォームを繰り返してきました。
過去に自宅が浸水 室伏恒義さん
「(Q.床を2度張り替えた)そうです。畳もすべて浮いちゃった。(Q.台風が2つ同時に近づいて来ているが)しょうがないですね。多分、周りの方もそうだと思いますが、あきらめの方が強いと思います」

準備しているホースの排水量は、1分間で30トンほどになるそうです。
沼津市役所河川課 佐々木陽三さん
「大雨は必ず降るものという意識のもと、被害を最小限に抑えるため作業したい」
東京では「自主避難所」設置
東京・足立区では、25日から始まったことがあります。
情報収集指令室に職員を24時間配置して、河川水位の監視など、複数回来るピークに備えています。
区内では、今月はじめに降った大雨の際にも、トンネルの冠水などが発生しました。

区の職員
「避難所も本日の午後5時から開設しているので、自主的な避難については、ためらわず避難していただきたい」

現時点で、自主避難所を3カ所開設。土のうの配布など、災害に備えています。ただ、一方で、こんな本音も。
区の職員
「(Q.最近の天気は予想しづらい)予想しづらいし、専門家のアドバイスを聞いていても、難しい・判断しづらいという言い方になる」
台風7号と8号が、関東地方を直撃する恐れがあることから、鉄道各社は、運行情報に注意してほしいと呼びかけています。
