山梨で震度6弱、気象庁が会見「今後2〜3日間程度は最大震度6弱程度の地震に注意」「富士山には心配なし」

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【映像】山梨県、地震で崩落したビルの壁
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 26日午後10時28分頃、山梨県東部・富士五湖を震源とする地震があり、山梨県富士河口湖町で最大震度6弱を観測した。これを受け気象庁は、27日に記者会見を開き、今後の防災上の注意点について説明した。

【映像】山梨県、地震で崩落したビルの壁

 地震の検知時刻は昨日26日午後10時29分、発生時刻は午後10時28分で、地震の規模を示すマグニチュード(M)は5.6(暫定値)。震源は山梨県東部・富士五湖で、深さは20km(暫定値)だという。今回の地震による津波の心配はない。

 地震のメカニズムについて気象庁は、「北西から南東方向に押しの力、圧力軸を持つ逆断層の形でこの地震が発生をした」と解説。揺れの強かった地域では家屋の倒壊や土砂災害の危険性が高まっているとして、特段の用事がない限り危険な場所には立ち入らないよう強く呼びかけた。

 揺れの状況としては、山梨県富士河口湖町で最大震度6弱を観測したほか、東北地方から中国地方にかけて震度5強から1を観測。広い範囲で震度4から5強の揺れが広がっていたと説明した。

 また、高層ビルや石油タンク、長い橋などが大きく長く揺れやすい性質を持つ「長周期地震動」も観測された。神奈川県東部、神奈川県西部、山梨県中西部、山梨県東部・富士五湖、静岡県東部で、4段階のうち最も低い「階級1」を観測した。「特に神奈川県などは高いビルがあると思うので、気持ちの悪い揺れがあったかもしれない」とした。

 緊急地震速報については、地震発生から6.6秒後に警報を発表した。発生から速報到達までの「有用時間」に触れつつ、「ほぼ直下から地震が発生したため、緊急地震速報は直下点ではおそらく間に合っていない。先に揺れが来てから緊急地震速報が鳴ったと思われる」と分析した。

 震源周辺の過去の活動については、2012年1月28日に最大震度5弱、2021年12月3日にも最大震度5弱を観測した地震が近くで発生している。震源域を南北に切り取った断面図を示しながら、今回は深さ20km付近で発生しており、過去の地震もだいたい同じ深さの周辺に集中していると説明。この地域では、M5程度の地震が10年に1回ほどのペースでよく発生しているとした。

 今後の見通しについては、「過去の事例では、大地震の発生後に同じ程度の地震が発生した割合が1〜2割程度ある」と指摘。揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、特に「今後2〜3日間程度は最大震度6弱程度の地震に注意」するよう求めた。また、現在大雨注意報が発表されている地域については、雨による土砂災害に十分注意するよう重ねて呼びかけた。

 続いて、報道から「これから深夜帯になり就寝される方もいる。関東甲信は台風や梅雨前線の影響で大雨が予想されている。今後の気象情報も踏まえた住民への呼びかけを」と質問される、「震度6弱の地震が起きたので、おそらく家屋にそれなりの痛み等が発生している場合がある。今後1週間程度は同程度の地震に注意してほしい」とした上で、夜間の備えについて次のように呼びかけた。

 また「同じような地震が起こった場合にでも逃げやすいように、自分の枕元、就寝されている場所のそばでは家具が倒れてこない場所にお休みいただくこと。万が一、外に逃げるような場合には困らないように、足元、部屋の中に靴等を置いていただくこと、懐中電灯、スマートフォン等を置いていただきたい」と加えた。

 さらに大雨への警戒についても触れ、「水分を吸ったものが崖崩れなどを起こしやすい状況、普段よりも起きやすい状況になっている。山から離れるような場所でお休みいただく、1階で就寝されている場合には2階の方でお休みいただくなど、リスクから離れた場所でお休みいただきたい」と、避難行動のポイントを具体的に解説した。

 また、震源が山梨県であることから、「活火山への影響も懸念されるが、現時点での富士山への見立ては」と質問されたが、「富士山の活動には特段の変化は見られていない。すぐ富士山が噴火とか、そういうような心配をまったくしていない」と答えた。
ABEMA NEWS)
 

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