
26日午後10時すぎ、山梨県を震源とする最大震度6弱の地震がありました。大きな地震が相次ぐ中、高市早苗総理大臣は「災害応急対策に総力を挙げて取り組む」としています。
【画像】瓦屋根が落ちる被害 車のフロントガラスは割れ、砕け散った瓦の破片が散乱
新幹線が停電で停止
26日夜10時28分、山梨県東部・富士五湖を震源地とする最大震度6弱の地震がありました。
停車した東海道新幹線の映像を見ると、停電のため、車内は真っ暗です。
車内アナウンス
「現在停電が発生しております。停電の影響によりまして、車内の空調、照明、お手洗い、客室内の自動扉がご利用いただけない状態となっております」
車内アナウンスが終わったその時、乗客のスマートフォンから、緊急地震速報の音が鳴り響きます。
地震の影響で停電が発生し、新幹線が止まっています。静岡駅のホームですがドアが閉まったままです。
家屋の壁崩れや通行止め
山梨県富士吉田市の飲食店などが集まる地域では、地震の影響でしょうか、建物の外壁が下に落ちてしまっています。
富士吉田市の別の飲食店では、上にあったグラスが落ちて散乱しています。
複数の飲食店で、被害が出ています。富士吉田市の飲食店は揺れの様子について、このように話します。
「縦揺れですね。縦に揺れて、ドーンと落ちるような感じで。音もしました。ドーンって。それで縦に揺れてちょっと横でグラグラって来たからお店のグラスが割れちゃって」
電話取材の最中にも、グラスの割れる音が響きます。
震度5弱の甲府市では、家屋の壁が崩れ道路に残骸が散らばっています。車道には規制線が張られ通行止めとなっていました。
さらに、震度5弱の地震があった静岡県小山町では、瓦屋根が落ちる被害がありました。車のフロントガラスが大きく割れてしまっています。そして車の上には、砕け散った瓦が散乱しています。
消防庁などによりますと、山梨、神奈川、静岡の3県で、合わせて12人がけがをして病院に搬送されました。
東海道新幹線が運転再開
地震発生から約1時間後、緊急停車していた東海道新幹線の中にいた乗客に話を聞くことができました。
「初めてですね、まさかこのタイミングで起きるとは思わなかったので」
するとその時。
車内アナウンス
「お待たせいたしました、列車動き出します。前後の揺れにお気を付けください」
しかし、再び停車する車両。東海道新幹線は地震発生から約3時間後の27日午前1時17分にようやく運転を再開しました。
総理「災害対策に総力」
高市総理は26日、深夜に対応に追われました。
高市総理
「政府としては地震発生後、ただちに官邸危機管理センターに官邸対策室を設置するとともに、関係省庁の局長級による緊急参集チームを招集し、被害状況の把握と救命・救助等の災害応急対策に総力を挙げて取り組んでいる」
防衛省によりますと、自衛隊は小泉大臣の指示の下、揺れの強かった山梨県庁、富士河口湖町役場に連絡員を派遣し、関係自治体と緊密な連携体制を確保し、情報収集にあたっているということです。
富士山との関連は?
今回の地震について、東京科学大学の中島淳一教授は次のように指摘しています。
「この地域は地震活動が日ごろから活発な地域。過去に目を向けると、1924年に震度6以上の地震が起こっていて、そういった意味では、約100年ぶりの地震となります」
ここ最近、関東で頻発している地震、さらには富士山との関連については次のように説明しています。
「地震のタイプという意味では、頻発している地震と今回の地震は、タイプが全く異なります。(震源)近くには富士山がありまして、距離としては大体30キロぐらい離れている。今回の地震はいわゆる火山性の地震ではなくて、プレートの衝突に関連した、普通の地震と考えていい」
気象庁によると、富士山の観測データに変化はないということです。
揺れの強かった地域では地盤が緩みやすく、土砂災害の危険性が高まるとして、台風の接近で強まる大雨に警戒するよう呼びかけています。
(2026年6月27日放送分より)
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