自転車の追い抜き新ルールに困惑 黄色い線はみ出し交通違反に? 警視庁が対応検討

自転車の追い抜き新ルールに困惑 黄色い線はみ出し交通違反に? 警視庁が対応検討
この記事の写真をみる(6枚)

 4月から始まった、車が自転車を安全に追い抜くための新ルール。ところが、現場では安全を優先すると、別の交通違反につながりかねない実態が見えてきました。

【画像】自転車と「少なくとも1m程度」間隔 違反すると5万円以下の罰金など

黄色い線はみ出し違反に?

“はみ出し”禁止の黄色いセンターライン
拡大する

 29日に番組が取材したのは、都内の幹線道路。道路の中央には、追い越しのための“はみ出し”を禁止する黄色いセンターラインが引かれていますが、自転車を追い抜く際に次々とラインを越える車が。30分間で8台確認されました。

違反すると5万円以下の罰金など
拡大する

 4月から始まった自転車を追い越す際の新ルール。走る自転車を車が追い越す場合は「少なくとも1メートル程度」間隔をとる必要があり、間隔をとらない車のドライバーには、5万円以下の罰金などが科せられる可能性があります。

はみ出してしまうケースも
拡大する

 間隔がとれない場合には、時速20キロから30キロまでスピードを落とさなければなりません。

 しかし、自転車との間隔をおよそ1メートル確保して追い越そうとすると、道路幅が狭い場所では、黄色いセンターラインをはみ出してしまうケースが出てきます。

警視庁が対応検討

 安全のためのルールのはずが、別の交通違反になってしまう状況に、車のドライバーからは困惑の声が上がっています。

車の利用者(50代)
「車道寄りの方を走られている方が多くて、そこから1メートルとなると、中央線を越えちゃう。そこがちょっと困ったなという部分」

車の利用者(30代)
「うちの近所だと一方通行の坂があるんですけど、道幅が狭いので、なかなかずっと待っているのは難しくて待つんですけど、後ろが渋滞になるので、狭い道で渋滞になると、色々厄介だなと思って」

自転車の利用者からは
拡大する

 すれ違いや狭い道での渋滞を心配するドライバーがいる一方で、自転車の利用者からは次のような声が聞かれました。

自転車の利用者(40代)
「東京だと道が狭いので、ビュンと行かれると、怖い思いとかもしたことある。(車に)ちょっと迷惑かなとは思うが、安全面では助かっています」

避けようとするとセンターラインを越えてしまいそう
拡大する

 取材班も移動中、前を走る自転車に遭遇。新ルールを守りながら追い抜こうとしますが、道幅が狭く自転車との距離がかなり近いため、避けようとするとセンターラインを越えてしまいそうでした。

 番組の取材に対し、警視庁は次のようにコメントしています。

「センターラインの色が道路状況に合っているかなど、集中的に点検中です。道幅が狭い場所や交通量など、色々な観点から白いセンターラインへの変更など、必要な見直しを検討していきます」

(2026年6月30日放送分より)

この記事の画像一覧
外部リンク
この記事の写真をみる(6枚)
このまま画像を見る
続きは広告を見た後にご覧いただけます
クリックして広告を見る