政治家の取り調べ用ホテルを使い…特捜検事が容疑者と“不適切な関係”

政治家の取り調べ用ホテルを使い…特捜検事が容疑者と“不適切な関係”
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東京地検特捜部に在籍していた男性検事(48)が、事件の捜査対象になっていた女性と、取り調べをしたのをきっかけに不適切な関係になっていたことが明らかになりました。

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検察庁
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伊藤検事総長
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かつて“ミスター検察”と呼ばれた伊藤検事総長は、検察の信条を『巨悪は眠らせない』と語っていました。

その言葉通り、1988年のリクルート事件では、竹下内閣を総辞職に追い込み、1992年の東京佐川急便事件は、55年体制崩壊のきっかけとなりました。

21世紀に入ってからも政界への捜査の手は緩むことなく、近年では、自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる事件で、大半の派閥が解体に至りました。

しかし、いま、この事件を指揮していた男性検事に、検察の信用を揺るがしかねない不適切な行為をしていた疑いが浮上しています。

男性検事
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当時、男性検事が所属していたのは、特捜部の中でも、政界の汚職事件などを手掛け、花形部署とされる『特殊直告班』。“キャップ”という役職に就いていました。捜査方針について大きな権限を持ち、歴代特捜部長のほとんどが経験している登竜門のようなポジションです。

特捜のエース
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そんな“特捜のエース”にかけられている疑惑が、派閥をめぐる事件とは別の事件で、容疑者として取り調べた女性と、不適切な関係にあったのではないかというもの。女性にスマートウォッチや、ワイヤレスイヤホンなど要求し、受け取った疑いも持たれています。

2人の関係が始まったのは、事件の捜査が終了した後だということですが、男性検事は既婚者。
事実であれば、高い倫理観が求められる検察官にはふさわしくない行為です。

検察トップの畝本検事総長は、今年2月、幹部を前にこんな訓示をしています。

畝本直美検事総長(2月)
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畝本直美検事総長(2月)
「検察官には、公私を問わず、一般の公務員以上に、高い倫理観を持って、自らを律することが求められます」

また、より問題となりそうなのが、検察が利用していたホテルで起きた事案。

ホテルでは、女性が関わる事件とは、また別の事件の事情聴取などが行われていました。男性検事は、ここに女性を呼んで宿泊し、性的な関係を持っていたとされています。

ホテルでは
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男性検事が特捜部に異動したのは2021年。

元検察幹部
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元検察幹部
「かなりできる人物だが、素行に気になるところがあった。それを一部の幹部が問題視し、特捜部に配置することに難色を示していたが、その幹部が退官した後に、特捜部に異動した」

問題は、国会でも取り上げられました。

自民党 鈴木宗男参院議員
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自民党 鈴木宗男参院議員
「昼間は、取り調べをした部屋で、夜は、検事はいいことしてる場所に利用してんですよ。大臣、少なくとも、私は社会問題だと思いますよ」

法務省 佐藤淳刑事局長
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法務省 佐藤淳刑事局長
「その事実の有無も含めて、さまざまな調査を行っており、これから調査の結果が出た場合には、厳正に対処するつもりだ」

自民党 鈴木宗男参院議員
「検察は、単なる、いち行政組織ですよ。偉そうなこと言う立場じゃない」

男性検事
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男性検事は、今年5月、ANNの取材に対し、「検察官として倫理に反したことは全くない」と答えていました。

最高検察庁は、男性検事の処分を検討しています。

◆男性検事の経歴を、改めて、見ていきます。

男性検事
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2021年から約4年半、東京地検特捜部に在籍していました。

特捜部とは、全国の検察庁の中でも、東京、大阪、名古屋の3カ所にしかなく、特に『東京地検特捜部』は、政治家や大企業の汚職などを独自に捜査する検察の特別チームで、“日本最強の捜査機関”ともいわれています。

男性検事
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そのなかで、男性検事は、2023年11月に発覚した自民党派閥の裏金事件では、特捜部の検事をとりまとめ“現場のトップ”として、捜査を指揮しました。

検察では不祥事が相次いでいます。

不祥事
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2025年12月、さいたま地検の30代男性検事が、既婚者でありながら、交際相手に他人の前科情報を漏らし、略式起訴かつ懲戒免職になりました。

2025年10月、千葉地検の30代男性検事は、事件の取り調べを担当した参考人から多額の接待を受け、懲戒処分になりました。

今回の問題が起きたことで、法務省幹部は「ただでさえ、いろいろな問題に対応しなければいけない時期に、こんな問題まで出てくるとは。現場の士気も下がる」といいます。ある検察幹部は「なぜこんなことをしたのか理解ができない」と言い、また、別の検察幹部は 「前代未聞で、捜査の信頼性にも関わる。事実であれば同情の余地はない」と話します。

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