
今、定年を超えても働き続けたい高齢者が増えています。シニアならではの強みを武器に、月20万円以上の収入を得ている80代の男性を取材しました。
83歳でトップ営業マン
軽快な足取りで訪問先を回っているのは、横浜市の設備工事会社で営業職として勤務している、83歳の谷村照男さんです。
自作の資料を手に、プロパンガスを利用している家庭を1軒ずつ訪問して、都市ガスへ切り替えを促していきます。
「(1日訪問するのは)80軒から多い時で120軒とか。毎月(営業成績の)ランキングを発表しているんですけど、毎月ナンバーワンみたいで」
現役時代、ガス関連の会社に勤めていた谷村さん。その経験を生かし、現在は月20日近くの出勤で手取りは20万円以上あるといいます。
営業の極意を聞くと、次のように答えました。
「お客さんが(営業を)受けた時にどういう気持ちになるか、絶えず考えながら言動している。ノーの気持ちを少しでもイエスの気持ちにしていただくための地道な営業ですので」
今、谷村さんのように定年後も働き続けたいというシニアが増えています。
「収入を得られる仕事をしたい」と答えた高齢者の割合は、4割近くに上っています。
自営業(60代)
「動けるうちは何歳でも大丈夫」
シニア専門の派遣会社も
谷村さんを派遣しているのが、シニアを専門とする東京・千代田区の人材派遣会社、その名も「高齢社」です。
原則65歳以上で定年退職者であることが登録の条件です。
高齢社 村関不三夫社長(70)
「(登録している人)平均年齢が72.8歳。若い方を例えば派遣しようとすると、基本的なルールとかマナーは大丈夫なのかと思われることもありますけれども、高齢者の方はそういうところは全く心配がないので、即戦力になる」
若者が敬遠しがちな早朝の仕事が苦にならないことも、高齢者の強みです。
レンタカー会社に派遣されている70代の男性は、週3日、午前8時から1日7時間ほど働き、月におよそ15万円の収入を得ています。
村関社長
「は・げ・あ・た・まって言うんですけれども、『働いて元気になろう、明るく楽しく前向きに行こう』というのを会社のモットーにしております」
「元気だから働いてるんだねってそういう言い方をするんですけど、働くから元気になるんだって分かったので、働いて元気になって明るく楽しく前向きに幸せな老後を過ごしてもらいたい」
(2026年7月10日放送分より)
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