【台風9号】猛烈な暴風で停電リスク急増 気象予報士「保冷剤や手持ちの扇風機を」「最低気温27度」 熱帯夜への備えを呼び掛け

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【映像】台風9号の進路予想

 大型で非常に強い台風9号が北上を続ける中、気象情報の改定後、運用が開始されてから初適用となる「レベル4高潮危険警報」が、沖縄県南城市に全国で初めて発表された。気象予報士の竹内青空氏は10日、最新の進路や今後の影響に関する予測を解説し、高潮や暴風、ライフラインへの影響に対し、最悪の事態を想定した早めの行動を呼び掛けた。 

【映像】台風9号の進路予想

 竹内氏の解説によると、10日午後5時現在、南城市のほか、石垣島(石垣市)や竹富町にもレベル4高潮危険警報が発表されている。高潮は、低気圧による「吸い上げ効果」や強風による「吹き寄せ効果」で潮位自体が上昇する現象で、今回はこれに満潮が重なることで危険性がさらに高まるという。沖縄県内の各地の満潮時刻は11日の午前3時から4時頃にかけてと予測されており、竹内氏は「より危険な状況となりそうだ」と見解を示した。10日の午後5時時点では、南城市と西原町には自治体から避難指示が出されており、ハザードマップで0メートル地帯などの危険なエリアに位置する住民に対し、暗くなる前の早めの避難や屋内での安全確保が求められている。 

 台風9号は中心気圧935ヘクトパスカルの勢力を維持しており、11日の午前中に先島諸島に最も接近、または直撃する恐れがある。すでに宮古島は暴風域に入ったとみられ、石垣島も強風域に入っている。竹内氏が示した予測では、宮古島地方や八重山地方における大雨や暴風のピークは11日に日付が変わった後から午前中にかけて、特に大雨の警戒タイミングは11日の午前中から昼過ぎにかけてとなる見込みだ。 

 風への警戒については、竹内氏は「中心付近では最大風速40メートル以上の猛烈な風が吹いている」と述べた。風速30メートルを超えるとトラックが横転するほどの暴風となり、中心付近では家屋や電柱が倒壊する危険性も高まるという。さらに、台風が通過したあとも強い「吹き返しの風」が続く状況が予想されるため、竹内氏は「台風が過ぎたからといって安心せず、暴風警戒域に入っている時は引き続き警戒を続けてほしい」と呼び掛けた。 

 猛烈な風に伴い、停電のリスクも急増している。沖縄電力の発表によると、10日午後5時現在も沖縄県全域で約1300戸、宮古島市を中心に約1100戸がすでに停電しているという。竹内氏の予測では、10日から11日に日付が変わる頃に先島諸島の広い範囲や沖縄本島でも停電警戒エリアが多くなる見通しだ。11日の石垣島の最低気温は27度と予想されており、停電によってエアコンが使用できない中での熱帯夜が懸念される。竹内氏は「保冷剤や手持ちの扇風機などを準備しておくといい」と述べ、断水に備えて事前にお風呂にお湯をためておくなどの工夫を呼び掛けた。

 海上の波についても、11日朝6時の予測で先島諸島や沖縄本島地方では10メートルを超える高波となる恐れがある。影響は沖縄地方にとどまらず、台風から離れている西日本や東日本の太平洋側でもうねりを伴い波が高くなる見込みだ。竹内氏は、梅雨明けを迎えた地域での週末のレジャーを念頭に、「海のレジャーなどは十分に注意し、危ない状況であれば海に近づかないようにしてほしい」と注意を促した。また、雨量に関しても先島諸島を中心に11日夜にかけて200ミリ以上の大雨となる恐れがあり、土砂災害への厳重な警戒が必要であると呼び掛けた。 

ABEMA NEWS)
 

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