
今年も花火大会のシーズンがやってきました。ただ、物価の高騰や警備にかかる人件費の増加で、別の形に変わるなど存続が難しくなっているところも出ています。
【画像】京都・木津川市では花火大会に代わり「ドローンショー」へ
花火大会開催も苦渋の判断
小学生(9)
「ピカピカで楽しかった」
大学生
「音楽と一緒になって最高でした」
10日に開催された鎌倉花火大会。今年で78回目の開催となりましたが、波が高くなったため、大型船から打ち上げる花火は危険と判断。小型船でできる水中花火のみ実施する、苦渋の判断を強いられました。
花火大会が中止になった場合、通常は予備日があるはずですが、鎌倉花火大会では予備日を設けていません。その理由は…。
鎌倉市観光協会 中村悟会長
「物価が高騰しているこの時代、予備日を設けると(開催費用が)通常の1.8倍かかります。総予算の3分の1が警備費にあたります」
しかも、その警備費は去年に比べて25%も上がっているといいます。10日は会場の内外で、およそ1600人ものスタッフが警備にあたりました。
中村会長
「警備する方たちがいないと、本当に大きな事故につながってしまうので、そこは最優先に考えたいと思っています」
見に来た人
「(警備員も)いたほうが(道が)分からない人もスムーズに流れるし」
名物花火大会が中止に
実は、警備費の高騰は全国各地の花火大会に影響を与えています。
日本三大花火大会である土浦全国花火競技大会も2年前、予備日は警備スタッフを確保できず、中止になってしまいました。
そして京都府の木津川市では、例年行われていた8月の市民祭りでの花火大会を警備費の高騰を理由に取りやめることにしました。
花火に代わるイベント計画
しかし、木津川市は市民祭りの時期を11月にずらして、花火大会に代わる、あるイベントを計画しています。それが、ドローンショーです。
木津川市 観光商工課 西谷昌豊課長補佐
「まずは交通規制の必要がなくなったことと、その範囲がコンパクトにできたというところで、警備人員自体を減らすことができると見込んでおります」
花火大会は立ち入り禁止エリアが広大で、その分、警備員の人数がかさんでいました。
しかし、ドローンショーに変更することで、立ち入り禁止区域を4分の1に縮小でき、その分、警備員の数を減らすことができるのです。
「木津川から上がる花火は、市民にとってすごく思い出に残っているものですが、一方で安全に続けられる形も考えていかなくてはいけない」
夏の風物詩である花火大会ですが、時代とともに変貌(へんぼう)していくのでしょうか。
(2026年7月11日放送分より)
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