
神奈川県の警察署で私服を着た警察官の勤務が始まりました。番組が密着すると、私服警察官が必要となる通報が相次いでいました。
市民「緊張感が生まれてくる」
田原萌々アナウンサー
「警察官がいると聞いてやって来たんですが、あちらのお二人でしょうか。すみません、お二人は警察官でしょうか」
「はい。鎌倉警察になります」
「同じく鎌倉署で勤務しています」
人気の観光地・神奈川県鎌倉市の街に溶け込んでいたのは、勤務中の警察官です。
田原アナ
「(腕章に)ポリスって書いていますね。他には警察官として何か備えているものは」
「腕章と一緒に警察手帳も持っています」
鎌倉警察署では、これまで警察官の服装は制服のみとしていましたが、この4月、午後4時15分から次の日の朝までは、私服での勤務もできるように変更しました。
鎌倉市民(50代)
「(Q.実は私服の警察官なんです)へー知らなかった」
鎌倉市民(30代)
「私服でもしかしたらどこかに警察官がいるかもしれない。緊張感が生まれてくるのかと思うと、すごくいいなと思います」
強盗事件など、私たちを脅かす凶悪事件。不審な人物の通報があった場合、目立たない私服で、すぐに駆け付けることができます。
夜の警察署に密着すると、私服の警察官が必要になる事件が発生しました。
私服の効果は
鎌倉警察署で始まった警察官の私服勤務。
神奈川・鎌倉署 南波尚己刑事課長
「(Q.(私服は)どういう経緯で始めた?)制服だと捜査員として動きにくいところがあるので、私服にできたら良いですよねと(署員から)話をいただいて」
「私服のほうが活動しやすい」とは、どんな事件なのでしょうか。警察署の夜に密着しました。
午後7時、110番通報が入ります。
「住所メモった?」
「もらってくる。班長、紙もらっていいですか」
私服の男性警察官2人が慌ただしく準備し、出動。通報の内容は、近隣トラブルです。
70代の男性2人が契約している駐車場を巡って口論に。止めに入った80代の片方の妻が突き飛ばされたと言います。
通報から1時間。双方が和解し、署に帰ってきた警察官に話を聞くと。
神奈川・鎌倉署 石黒修巡査部長
「きょうはいっぱい(近隣住民が)出てきた。『何事か』って。そういう時に私服のほうがいいのかなって」
騒ぎが大きくなると、当事者の冷静な対応が難しくなるため、私服の効果があったといいます。
「皆に分からないように」
日付が変わった午前0時すぎ。
神奈川・鎌倉署 成田涼真巡査
「どういった話の流れで写真を送ったんですか」
マッチングアプリで知り合った人物に自分の写真を送った20代の男性。すると、相手から1万円を送金しないと写真を拡散すると脅されたそうです。
成田巡査
「『画面を見せてほしい』って言ったら『きょうはできないです』。きょうはちょっと来られないです」
警察官が家に行くことや、署に来てもらうよう説得しましたが、男性は応じませんでした。
成田巡査
「(理由は)『お母さんにバレたくないです』」
事件解決には、警察官と直接話すことが重要で、私服ならば被害者に配慮した対応もできると言います。
南波刑事課長
「別の場所が良ければファミレスでもどこでも私服で行って、みんなに分からないように話を聞くことを心掛けている。基本にしています」
田原アナ
「ありがとうございます。ちなみに南波課長は私服ではないんですね」
南波刑事課長
「本当は課長は制服なんですけど。自分が(上長に)言って、制服を着ていると悔しいので。私服で1回泊まりました」
(2026年7月13日放送分より)
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