
大分県佐伯市で13日午前、16歳の女子高校生を含む男女4人が刃物で刺されるなどして、2人が重傷を負いました。逮捕されたのは、市内の別の場所で包丁を所持していた理学療法士の男です。事件当時の状況も徐々に明らかになってきました。
【画像】「場当たり的犯行か」次々襲われ…高校生含む4人刺傷“刃物男”逮捕 大分
次々襲われ「場当たり的犯行」か

大分県佐伯市で13日午前9時45分、レンタルビデオ店の近くにいた人から「包丁で刺された人がいる」と110番通報がありました。警察と消防によると、10~80代の男女4人が店の外の駐車場などで切り付けられました。

目撃した人
「最初はパトカーが2、3台来て、その後、救急隊とか消防隊も。刺した現場は見てないが、搬送される男性はこの辺りから出血しているのが見えた。走る男性を見た。それが犯人なのか、行き来している刑事さんか」

被害者はお互いに面識がなく、離れた場所で次々に襲われたといいます。
現場近くの人
「最初に襲われた84歳の男性が店内に逃げ込んでくると同時に、16歳の女子高校生も店内に逃げ込んできた。4人が襲われたのはあっという間で、場当たり的な犯行のように感じた」

女子高校生(16)と男性(61)は首などを切り付けられ軽傷、男性(84)は肋骨を折る重傷で、いずれも意識があり、佐伯市内の病院に搬送されました。胸などを刺された男性(63)は重傷で、ドクターヘリで由布市の病院に搬送されています。
最初の110番通報から13分後、今度は「刃物を持った男がいる」と、市内の医療施設付近にいた人から通報が入ります。2つの現場は、500メートルほど離れた場所にあり、その間には中学校も。刃物を持ったまま、日中の市街地を移動したのでしょうか。
警察は医療施設に駆け付け、刃渡り約18センチの包丁を持っていた男を、銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕しました。男は市内に住む、理学療法士・野下博司容疑者(44)です。
野下博司容疑者
「(銃刀法違反容疑について)間違いありません」
刃物を持っていたことを認めている野下容疑者。警察は4人を負傷させた疑いがあるとみています。
同級生「母親を亡くし変わった」
専門知識を持ち、医療に携わっていた野下容疑者。同級生の間では、1年ほど前に母親が亡くなった後、変わっていったと話していたそうです。

野下容疑者の同級生
「昔から理学療法士、頑張っているなという感じだった。なんでそんなことするんだ。孤独だったのか。何だったのだろう。分からないですけどね。どうしたんだろうという感じ。電話してみました」
(Q.電話したらどうだった)
「留守電に転送され、つながらなかった」
4人が刺されたのは、レンタルビデオ店が開店してすぐのこと。
目撃した人
「まさか佐伯でこんなことが起こるなんて」
警察は、傷害や殺人未遂容疑も視野に、調べを進めています。
