
芥川賞の小砂川さん「胸がいっぱい」「頭が真っ白」
午後8時すぎ、芥川賞を受賞した小砂川チトさんが都内で会見に臨み、笑顔で現在の心境を語りました。

小砂川チトさん
「この度はありがとうございます。ちょっと今、胸がいっぱいで…人生にこういうことが起こることもあるんだなと。ちょっとすいません、頭が真っ白です。ありがとうございます」
会見は現在も続いています。
(20;20更新)
■直木賞に朝倉かすみさんの「けんぐゎい」

第175回の直木賞に朝倉かすみさんの「けんぐゎい」が選ばれました。
「けんぐゎい」は、江戸時代を舞台に主人公の女性が外見や身分の違いなどに苦しむ中で、同じような境遇の「圏外(けんがい)」の女性たちが集まり、安心して生きていけるコミュニティを築いていく様が描かれています。
作者の朝倉かすみさんは北海道小樽市出身の65歳です。
2005年に小説家デビューし、これまでに「平場の月」と「よむよむかたる」の2作品が直木賞の候補となり、今回で3回目のノミネートでした。
お笑いコンビ・オードリーの若林正恭さんが書いた作品「青天」は選ばれませんでした。
(19:35更新)
■直木賞選考続く、先に芥川賞の講評へ
19時現在、直木賞は選考が続けられていて、芥川賞の講評が先に行われています。
(19:20更新)
■芥川賞に小砂川チトさん 「ゾンビ回収婦」

第175回芥川賞が発表され、小砂川チトさん(36)の「ゾンビ回収婦」が選ばれました。
芥川賞に決まった「ゾンビ回収婦(かいしゅうふ)」は、仕事と夫を失った主人公が、ゲーム機のヘッドセットを装着し、ゾンビがはびこるバーチャル・リアリティの世界で掃除婦を始める物語です。
作者の小砂川チトさんは岩手県盛岡市生まれの36歳で、2022年にデビューし、芥川賞は「家庭用安心坑夫」「猿の戴冠式」の2作品に続き、3回目のノミネートでの受賞となりました。
(18:33更新)
芥川賞 候補
■小砂川チトさん 「ゾンビ回収婦」

「ゾンビ回収婦」は、仕事と夫を失った主人公が、ゲーム機のヘッドセットを装着し、ゾンビがはびこるバーチャル・リアリティの世界で掃除婦を始める物語です。
作者の小砂川チト(こさがわ・ちと)さんは岩手県盛岡市生まれの36歳で、2022年にデビューし、芥川賞は「家庭用安心坑夫」「猿の戴冠式」の2作品に続き、3回目のノミネートです。
■鈴木涼美さん 「悪い血」

「悪い血」は、思いがけず、妊婦検診を受けることになった主人公が、深夜に目覚め、採った血を取り戻そうと夜の病院へ向かいながら、自分の過去の行いと向き合う物語です。
作者の鈴木涼美(すずき・すずみ)さんは東京都生まれの43歳で、新聞社勤務の後、執筆活動に入りました。
芥川賞は、「ギフテッド」「グレイスレス」の2作品に続き、3回目のノミネートです。
■仁科斂さん 「丹心」

「丹心(まごころ)」は、不動産不況の中国で、廃墟と化したマンションを美術館にして欲しいという依頼を受けた建築家の助手が、住民の立ち退きに奔走する物語です。
作者の仁科斂(にしな・れん)さんは中国とイギリスで育った31歳で、2024年、「さびしさは一個の廃墟」で、新潮新人賞を受賞し、デビュー。
芥川賞は初めてのノミネートです。
■村司侑さん 「ソリティアおじさんがいた頃」

「ソリティアおじさんがいた頃」は、主人公の女性が、かつて職場に勤めていて、仕事中にパソコンゲームの「ソリティア」ばかりしていた「おじさん」が亡くなったと知らされ、お通夜に行き、さまざまな思いをめぐらせるという物語です。
作者の村司侑さんは、福岡県出身の47歳で、今年、「ソリティアおじさんがいた頃」で、文学界新人賞を受賞し、デビューしました。
■八木詠美さん 「アンチ・グッドモーニング」

「アンチ・グッドモーニング」は、不眠に悩まされている会社員の女性が、オンライン研修で出会った講師から魂と交換で、睡眠を提供するともちかけられる物語です。
作者の八木詠美(やぎ・えみ)さんは、長野市生まれの37歳で、2020年「空芯手帳」で太宰治賞を受賞し、デビュー。
芥川賞は初めてのノミネートです。
直木賞 候補
■朝倉かすみさん 「けんぐゎい」

「けんぐゎい」は、江戸時代を舞台に主人公の女性が外見や身分の違いなどに苦しむ中で、同じような境遇の「圏外」の女性たちが集まり、安心して生きていけるコミュニティを築いていく様が描かれています。
作者の朝倉かすみさんは北海道小樽市出身の65歳です。2005年に小説家デビューし、これまでに「平場の月」と「よむよむかたる」の2作品が直木賞の候補となり、今回で3回目のノミネートです。
■蝉谷めぐ実さん 「見えるか保己一」

「見えるか保己一(ほきいち)」は江戸時代後期に活躍した盲目の学者・塙保己一(はなわ・ほきいち)が主人公の歴史小説です。優れた記憶力を駆使して国内最大の叢書「群書類従(ぐんしょるいじゅう)」を編纂する中、目が見える人とのすれ違いなど心の葛藤が描かれています。
作者の蝉谷めぐ実(せみたに・めぐみ)さんは大阪府豊中市出身の33歳です。早稲田大学文学部演劇映像コースを卒業し、2020年に小説家としてデビューしました。これまで歴史小説を中心に多くの文学賞を受賞してきました。
直木賞へのノミネートは今回が初めてです。
■凪良ゆうさん 「多類婚姻譚」

「多類婚姻譚(たるいこんいんたん)」は5つのストーリーからなる連作短編集です。
結婚に対するそれぞれの価値観や多様な愛の形を表現し、他人と共に生きることの難しさや、それでも大切な人と一緒に生きていこうとする姿が描かれた作品です。
作者の凪良(なぎら)ゆうさんは京都市に住む53歳です。2007年に本格的に小説家としてデビューし、全国の書店員が選ぶ本屋大賞をこれまでに2度受賞しています。
直木賞には2回目のノミネートです。
■原田ひ香さん 「#台所のあるところ」

「#台所のあるところ」は現代の日本社会でもがく女性たちの人生を台所を通して切り取った連作短編集です。彼女たちはドラマ『台所のあるところ』の#(ハッシュタグ)を通じタイムラインの片隅ですれ違いながらも日々のご飯を作っていく様子が描かれています。
作者の原田ひ香さんは、横浜市出身の56歳です。2007年に文学賞を受賞して小説家としてデビューし、料理を題材にした作品を多く手がけてきました。
直木賞には今回が初めてのノミネートです。
■若林正恭さん 「青天」

「青天(あおてん)」は、主人公の男子高校生が挫折を経験しながらもアメリカンフットボールを通して成長していく物語です。
タックルを受けて仰向けに倒れることを指す専門用語がタイトルになっています。
高校時代にアメリカンフットボール部に所属していたお笑いコンビ「オードリー」の若林さんの経験をもとに、青春の日々が生き生きと描かれています。
若林さんはこれまでにエッセーなどで自らの心境の変化や葛藤などを表現してきましたが、小説家としてはデビュー作です。
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