サッカー、FIFAワールドカップ2026。15日はフランスがスペインと決勝進出をかけて激突。内田篤人さんの現地取材と合わせて見ていきます。
内田予想 異なる武器
内田さんは試合前、こう予想していました。
「フランスは個人技があるので、スペインとしてはカバーリングをしながら、いい距離感でフランスの攻撃をしのぎたい」
エースのエムバペ選手(27)を中心に個の力で圧倒してきたフランス。対するスペインは攻守において組織力を武器に勝ち上がってきました。
「フランスも非常に守備の1対1強い。スペインはいい立ち位置でローテーションしながら、スペースを見つけていく。チーム力が上のほうが勝つ」
準決勝 個の力vs組織力
フランスの個の力が勝るのか、それともスペインの組織力が勝るのか。事実上の決勝戦と言われる戦いでした。
まずはフランス。ロングパスの先には、エムバペ選手。ドリブルで仕掛けようとしますが、スペインのディフェンス3人がかりで止められてしまいます。
その後はスペインがボールを握る展開に。前半20分、左サイドからのクロス。走り込んできたヤマル選手(19)が倒されます。
このプレーでPKを獲得したスペイン。キッカーはストライカーのオヤルサバル選手(29)。決めました!チーム最多の5ゴール目。スペインが先制します。
攻撃方向が変わった後半。スペインはペドロ・ポロ選手(26)がボールを持つと、ワンツーで抜け出しフリーに。シュートを打ち追加点を決めました!
ペドロ・ポロ選手は、実は右サイドバックの選手。ポジションを上げて、パスワークからフランスの守備を切り崩しました。
ただ、試合終了間際には、フランスにパスをつながれるピンチの場面もありました。最後はエムバペ選手へ。ここは左サイドバックのククレジャ選手(27)が体を張ってカバー。守備でも組織力を見せます。
攻守に貢献のサイドバック
攻守ともに高い完成度を見せたスペインがフランスを完封。4大会ぶりの決勝進出を決めました。
ペドロ・ポロ選手
「決勝進出に重要なポイントの一つが、ボールを保持することだと分かっていました。フランス最大の武器を封じることが何より重要で、それを実践できました。本当にうれしいです」
圧勝の鍵は“ボール保持”
スペインの勝利を内田さんはどう見たのでしょうか。
「スペイン圧勝でしたね。攻撃・ビルドアップ(前線へのボール運び)・守備の完成度。ナイスゲームでした」
スペインが打たれた枠内シュートはわずか3本。中盤の選手を中心に、流動的にポジションを入れ替えることで、ボールを保持。フランスに攻撃する時間を与えませんでした。
「フランスからすると『どう攻めるか』よりも『どう守るか・どうボールを奪うか』に時間を割いてしまった。僕もスペインのチーム何回か対戦してますけど、最後『やめてくれ』って言いながら追いかけた。本当にスペインのゲームだった」
準決勝両チームのキーマン
そのスペインと決勝で対戦するのは、イングランド対アルゼンチンの勝者です。
「非常に激しいゲームになると思います。荒れ始めたらアルゼンチン強い。選手の自力はイングランドが上かもしれない」
その中で内田さんがキーマンに挙げたのは、今大会で最多タイの8ゴールを挙げているアルゼンチンのメッシ選手(39)。直近2試合で4ゴールと好調なイングランドのベリンガム選手(23)です。
「メッシは攻撃。ベリンガムは攻守。チームをどれだけ引っ張れるか注目」
(2026年7月15日放送分より)
