
国会では17日、重要法案が次々と成立しました。その一つ、皇室典範を巡っては、いまだ野党からの反発があります。高市早苗総理大臣が集中審議に臨みました。
「国会出席が嫌?」総理に追及
立憲民主党 蓮舫議員
「まず総理、国会への出席はお嫌ですか?」
高市総理大臣
「嫌ではございません」
国会への出席回数が少ないと指摘された高市総理大臣。
立憲 蓮舫議員
「総理の予算集中審議への出席率が、歴代の総理と比べるとはるかに低水準なんです」
高市総理大臣
「国会からお呼びいただいたら、こうして来てですね、答弁書にもしっかり自分でペンを入れながら誠実に答弁をさせていただいております」
「国会に呼ばれたら出席します」という発言に対し…。
中道改革連合 小川淳也代表
「あの答弁を真に受けちゃダメで、総理の意向を受けた自民党の国対が総理に忖度(そんたく)して、野党との国会日程の運びに支障をきたした結果として混乱しているわけで。あの答弁を真に受けるわけにはいかない」
本来なら国会会期末の17日、重要法案が次々と可決し、成立しました。
日本国旗を公然と傷つける行為などを罰する「国旗損壊罪」を創設する法律のほか、刑事裁判をやり直す再審制度を見直す刑事訴訟法や、皇族数の確保に向けた皇室典範が改正されました。
立憲民主党 水岡俊一代表
「与えられた課題が終わらないと慌てる様子は、子どものころ夏休みの宿題が終わらなくて親に叱られたことを思い出してしまいます。なんで時間がある時にちゃんとやっておかないんだと」
改正皇室典範が成立
午後行われた参議院予算委員会では、その成立したばかりの改正皇室典範を巡って異例の質疑となりました。
立憲 蓮舫議員
「皇室典範、施行から79年で、我が国肇国(ちょうこく)以来の大原則を大転換する法改正。数時間の審議でいいんでしょうか」
高市総理大臣
「国会での審議時間についても、国会でお決めになることなので、内閣総理大臣の立場で時間数について申し上げることはございません」
立憲 蓮舫議員
「養子の子ども、なんで皇位継承資格を持てるんですか」
今回の改正では、旧宮家から男系男子を養子に迎えることが可能となります。養子は皇位継承権を持ちませんが、養子の子である男子は皇位継承権を持つことになります。
立憲 蓮舫議員
「メディアの論調を見ると養子案は賛否拮抗(きっこう)しています。総理のお好きな『国論を二分する』。天皇制に関してだけは国論二分しちゃダメじゃないですか」
「今からでも養子案は撤回するべきじゃないですか」
高市総理大臣
「これは立法府の総意を厳粛に受け止めて、皇族数確保のための方法をしっかりと取りまとめに従って、私どもは法律案にしてお示しをしたわけでございます」
立憲 蓮舫議員
「今上天皇と旧宮家の隔たり36から38親等。38親等離れた遠い遠い親戚の男子を見つけて養子にして、その子に皇位継承権を渡すのであれば、陛下の一親等、直系長子であられる(愛子)内親王殿下への皇位継承を認めることこそ、憲法に規定する世襲の原則に沿うものではないでしょうか」
高市総理大臣
「今回は国会における取りまとめに記載のないところは変更しませんでした。つまり現行の皇室典範第1条によって男系男子とされておりますので、現行法どおりということになります」
副首都法案成立めど立たず
一方、成立のめどが立っていないのが、日本維新の会肝煎り(きもいり)の副首都法案です。
総理側近
「これがダメだと連立の危機になる」
政府・与党は副首都法案など残された法案を成立させるため、この後、会期を来週25日まで8日間延長する方針です。
(2026年7月17日放送分より)
この記事の画像一覧
