
カナダで山火事の勢いが収まりません。全土で891カ所が燃えていて、焼失面積は日本の関西地方と同じ規模まで広がりました。煙はアメリカ東部にも流れ込み、サッカー・ワールドカップの決勝戦が行われるスタジアムでも大気汚染が深刻化しています。
【画像】W杯決勝にも影響?カナダ山火事が拡大…焼失面積は関西地方に匹敵
かすむNY摩天楼 マスク無料配布

アメリカ・ニューヨークでは16日、路上でマスクが無料で配られていました。

ニューヨーク マムダニ市長
「極めて重大な事態です。屋外での激しい運動や外出を控えてください。マスク着用に加えて、原則として屋内で過ごしてください」

天気に恵まれれば世界屈指の景観を見せてくれるニューヨーク。しかしここ数日、その壮大な景色は鳴りを潜めています。日中なのに太陽の色もおかしなことになり、いつものニューヨークではありません。
鈴木彩加記者
「私は今マンハッタンから川を挟んだ対岸にいます。普段であれば摩天楼の絶景が広がっているのですが、今日は空気がかすみ、その姿が消えてしまっています」
焼失面積は関西地方に匹敵

カナダでは現在、891件の山火事が起きています。今週になってから被害が拡大し、これまでに280万ヘクタール、関西地方の2府4県と同じくらいの面積が焼けました。その煙がアメリカ東部に襲来しています。
CNNキャスター イサ・ソアレス氏
「大気汚染アラートが発令され、1億人以上に健康被害が出る恐れがあります。煙を吸った場合、人体にどんな影響が?」

CNN気候変動担当 ビル・ウィアー主席特派員
「微粒子が鼻毛や粘膜から血流に入り、肺や脳に達します。専門家はぜんそくや肺炎で肺に傷がある患者への影響を懸念しています」
MLB選手「金属吸う感じ」
こんな状況下だとスポーツは大変です。
メッツ スコット投手
「金属を吸い込んでいるような感じだった」
メッツ ベンジ野手
「まるでキャンプファイヤーの側に座っているようだ」

19日にはワールドカップの決勝戦が行われます。この数日でスタジアム周辺の大気環境は激変しました。過去に気象災害で試合時間の変更はありますが、今回の決勝をどうするかをFIFAは何も発表していません。選手のパフォーマンスに影響はないのでしょうか。

元アルゼンチン代表主将 マスチェラーノ氏
「ニューヨークでこんなのは初めてです。違和感はありますが影響はないでしょう」
