【松坂大輔解説】大谷翔平のケガは「痛さより怖さ」 自身の経験から語るケガとの付き合い方 オールスター初出場・村上宗隆の存在感

 日本時間15日、アメリカのフィラデルフィアでメジャーリーグのオールスターが行われました。14日はホームランダービーに出場した村上宗隆選手(26)。オールスターでは、メジャー最強の守護神ミラー投手(27)と対戦しました。松坂大輔さんと見ていきます。

レッドカーペットに登場

 オールスターといえば、まずはレッドカーペットショー。ド派手な選手たちの中にビシッと決めた山本由伸投手(27)。

 そしてホームランダービーに出た村上選手は、白のジャケットにジーンズです。

 オールスターでベンチスタートの村上選手は「出場できた時はしっかりフルスイングして頑張りたい」と話しました。

夢の球宴でフルスイング

 試合が始まります。ナ・リーグの先発はフィリーズのサンチェス投手(29)。今シーズン、サイ・ヤング賞候補の1人です。

 しかし、いきなり満塁のピンチを招くとヤンキースのベリンジャー選手(31)、ライス選手(27)に連打を浴び、ア・リーグに先制を許します。

 5回には、去年まで巨人に所属したナショナルズのグリフィン投手(30)が登場。今シーズン、メジャーに復帰し、ここまで10勝を挙げています。

 2者連続三振で1イニングを無失点に抑えました。

 そして9回、守備で途中出場していた村上選手に待ちに待った打席が回ってきます。

 対するのはパドレスの守護神ミラー投手。「死神」の異名を持つ剛腕です。まずは初球、161.4キロ。2球目、164キロ。3球目、164.5キロ。4球目、163.7キロ…空振り三振でした。

 全球ストレート。松坂さん、分かっていても打てないものなのでしょうか?

「本当に見応えのある勝負でしたし、村上選手もしっかりスイングできていました。あとはメジャーナンバー1のストレートといっても過言ではないので、このボールが見られただけでも良かったんじゃないですか」

 試合は4対0でア・リーグが勝利しました。

 最後のアウトを1塁で捕球した村上選手。仲間と喜びを分かち合いました。試合後、こう話しました。

「初めてオールスターで素晴らしい選手と対戦できて、うれしかったですし、楽しかった。素晴らしい球を見られて良かった」

村上宗隆の存在感とは

 村上選手は、ルーキーで日本人内野手初めての出場でした。これについては松坂さん、どうでしょうか?

「けががあった中でオールスターのメンバーに選ばれたというのは、それまで残してきた成績のインパクトが強かったからだと思います」

 初めてですが、貫禄がありました。

「見ていても初めての感じがしなかったです。楽しんでいるような雰囲気もありました」

 振り返ると、メジャー1年目はどうしても環境に合わせるのが難しいところがあると思います。最初から結果を出している村上選手をどう見ていますか?

「開幕してすぐに最初は苦労するかなと思いましたけど、すぐに高い修正能力を見せてくれました。ホワイトソックスはシーズンが始まるまでは、今年もきついんじゃないかと言われていた中で、村上選手の存在が今、地区で首位争いをしているチームの力になってると思います」

 ポストシーズンも楽しみです。

大谷翔平 けがの状態は

 そして気になる欠場した大谷翔平選手(32)。今回のオールスターは辞退という形になりましたが、これはどう捉えましたか?

「いい判断だったと思います。これからまた安心してプレーするためにも、いったんここでリセットするという意味合いもあったと思います。手術した場所っていうのは一生付き合っていかなければいけないとは思う。でもプレーできてますし、そこまで重たくは見てないです」

 手術やけがしたところは、どんな場所でも付き合っていかなければいけない場所になるのでしょうか?

「今回はひざですけど、ひじも手術してますし、選手生活が終わった後も付き合っていかなければいけないと思う。現時点では大谷選手はうまく、けがや手術と付き合えてるとは思います」

 うまく付き合えているというのはどういうことですか?

「けがした中で、次けがしないためにどうしたらいいのかと、うまく変化しながらアジャストしながらプレーできていると思います。これは、なかなかできないことなので。僕も経験者ですけど」

けがとの上手な向き合い方

 オールスターに入る前も、本当にけがをしているのかと思うぐらい打って、走っていました。予防的措置も自分で考えているのでしょうか?

「あると思います。このレベルの選手だと誰でも痛みとか抱えていたりはするんですけど。でも、大谷選手のプレーを見ていると、痛みでセーブしているというよりは、ちょっと恐怖というか、怖さがある中でうまく抜きながらプレーしてるのかなとは思います」

 今シーズンは最初から毎回この質問をしていますが、きょうも聞かせてください。サイ・ヤング賞は?

「十分チャンスはあると思います。ただ、ライバルたちはすごいですからね」

 それも見ていきながら、大谷選手の後半戦は、日本時間18日からスタートとなります。

(2026年7月15日放送分より)

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