対イラン大規模攻撃の判断は  暗殺未遂から3カ月の夕食会で“衝撃のジョーク”

対イラン大規模攻撃の判断は  暗殺未遂から3カ月の夕食会で“衝撃のジョーク”

イランに対する大規模攻撃に踏み切るのか。トランプ大統領の判断に世界の注目が集まるさなか、ホワイトハウス記者会主催の夕食会が開かれました。戦闘終結への道筋が見えない中、トランプ氏は果たして、何を語ったのでしょうか?(7月25日OA「サタデーステーション」)

トランプ氏「大規模攻撃」判断は 夕食会再び開催 “揺るがぬ決意”強調

アメリカ・トランプ大統領(ワシントン24日)
「我々は今もイランと話し合いを続けているが、彼らは圧倒的に真剣な姿勢を見せている。とはいえ、必ず合意に至るとは限らない」

トランプ大統領は、イランとの協議は続いているとして、大規模な攻撃に向けた準備は万全だとしながらも、攻撃するかどうかはまだ決めていないと述べました。

そのような中、事態は拡大の様相も。アメリカのウォールストリート・ジャーナルは24日、関係者の話として、バーレーンとクウェートが7月、初めてイラン国内の軍事施設を空爆したと伝えました。

3カ月前、ホワイトハウスの記者会が主催する夕食会で起きたトランプ大統領の暗殺未遂事件。24日、ワシントンのホテルで、夕食会は仕切り直しとなりました。

アメリカ・トランプ大統領(ワシントン24日)
「今夜、揺るぎない決意をもって、卑劣な攻撃に立ち向かうために再び集まった。 我々全員が、アメリカは政治的暴力に屈しないことを示しているのだ」

夕食会では、大統領がジョークを交えたスピーチを披露する伝統がありますが…。

アメリカ・トランプ大統領(ワシントン24日)
「私の目標はアメリカ合衆国の大統領選挙に出馬することだ。もう一度出馬する」

アメリカ大統領の任期は、最長2期8年までと憲法で定められていますが、ジョークなのでしょうか。

アメリカ軍は、13日連続でイランへの攻撃を行ってきましたが、24日については、これまでのところ攻撃の発表はありません。

高島彩キャスター
「イランへの“大規模攻撃”について、トランプ大統領は『協議の行方を見極めたい』とする一方で、“攻撃”の選択肢を捨ててはいないようです。アメリカ国民の負担も増す中、強気の姿勢を崩さないトランプ氏の真意はどこにあるのでしょうか?」

板倉朋希アナウンサー
「アメリカの安全保障が専門の明海大学・小谷哲男教授に伺ったところ、『“ディールの天才”を自認するトランプ大統領だけに、“最後はディールで決着をつけたい!”そのため“大規模な攻撃”をちらつかせて、イランを交渉の場に戻そうとしている』と分析しています。また『実際に攻撃に踏み切れば、地下核施設があるとされる ピックアックス山のほか、橋や発電所、石油の積み出し施設など、イラン経済に大きなダメージを与えるインフラ設備を狙うのではないか』とのことでした。ただ、『イラン側から折れるとは考えにくく、現状では、交渉再開は難しい』とも話していました」

高島彩キャスター
「柳澤さん、イランも簡単には引けないぞ、というところなんでしょうか?」

ジャーナリスト・柳澤秀夫氏
「イランも強硬派と穏健派に分かれていて、今は強硬派が主導権を握っていて、ホルムズ海峡というカードを使ってアメリカに揺さぶりをかけ長期戦も辞さない構えだと見ていいと思います」

高島彩キャスター
「イランは『長引かせたくはないけれども、引けない』という状況なのかなと思ったら、そうではなくて『戦闘自体を長引かせたい』という意図があるんですか?」

ジャーナリスト・柳澤秀夫氏
「イランはイラクとの8年間の戦争、消耗戦を戦い抜いた経験があるんです。一方のアメリカのトランプ大統領は『できるだけ早く決着をしたい』というのが本音のようなんですが、もし長期戦になれば原油価格が上昇して、アメリカ経済の影響が大きくなる。そうなると秋の中間選挙も不利になりかねない。そういったトランプ大統領の弱点を見据えた上で、イランは自らに有利な形で戦闘終結に持ち込むような形で動いているように見えますね」

高島彩キャスター
「現状ではアメリカが不利な状況なんでしょうか?」

ジャーナリスト・柳澤秀夫氏
「どちらかというと『イランに有利な形で動いている』と見る専門家が多いです」

高島彩キャスター
「対話につなげていけるのか。糸口はいまだ見えていません」

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