28日、午後4時27分ごろに熊本県で最大震度7の地震が発生した。熊本城では石垣が崩れたほか、嘉島町の「イオンモール熊本」では爆発があったとみられ、複数のけが人がいる可能性があるほか、2階部分が崩落し、多くの人が閉じ込められているとの情報もある。山本孝二元気象庁長官が今回の地震について解説した。
山本氏は、依然として活発な地震活動と、道路や家屋の被害状況がいまだ把握しきれていないことを踏まえ、まず行動する際の心構えを説明した。
「まだ依然として活発で、道路の状態や家の状態がまだ分からないので、行動を起こす時には慎重にしてほしい。また、車での移動は道路の状況が分からないのでなるべく控えていただきたい。もう一点は、熊本は今晩も熱帯夜なので停電が発生しているという情報もあるから、熱中症対策は十分心がけて水の補給はぜひ忘れないでいただきたい」。
その上で、熱帯夜の中で暗い環境を歩いて移動することの危険性についても触れた。停電も起きているという状況を踏まえ、「できれば近くに安全な場所があったらそこで一時的にとどまって、安全を確保してからいろいろな情報をもとに行動してほしい」とした。
また、映像で道路の崩落状況が明らかになっていることを受け「道路自体がどういう状況になっているか分からないので、とにかく夜になっているからこそ、行動を起こす時には、非常に危険な場所に自分がいるんだと思って行動していただければと思う」と述べた。
自宅にいる住民が今すぐ避難所へ向かうべきかどうか、その判断をどうすればよいかという問いに対しては「(行政も)避難所の準備もまだ十分にできていないと思う。今、ご自分がいるところが安全であればまずそこでとどまっていただいて、行政からの指示があったらそれに的確にご対応していただければありがたい」と、まずは自分のいる場所の安全を確認するよう呼びかけた。
さらに、自分のいる場所が安全かどうかを判断する基準を問われた場面では、消防・警察の動きを基準に据えるよう訴えた。
「今、消防や警察が状況の把握に努めている。消防や警察の誘導がこれから行われると思うが、従うのが一番大切。崩落しているところでは自分は安全だと思っても、実際は危険な場所になっている可能性がある。できるだけあまり大きな行動を起こさないで」と呼びかけた。
(ABEMA NEWS)

