クイーン、幻のブダペスト公演が4Kで蘇る 映画『QUEEN BUDAPEST』10月公開&音源化

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 クイーンのオリジナルメンバー4人による最後のライブ映像『QUEEN BUDAPEST|クイーン:ブダペスト』が、10月7日より世界各国の映画館およびIMAXで公開される。フレディ・マーキュリー生誕80周年、バンド結成55周年、そしてマジック・ツアー40周年というアニバーサリーイヤーに、伝説の公演がよみがえる。

 本作は、冷戦下の1986年7月27日に“鉄のカーテン”の向こう側で開催された、西側アーティストによる初のスタジアム・ロック・コンサートを記録した伝説的なコンサート・フィルムである。Sony Music Vision製作によるクイーンとの初の公式プロジェクトであり、ソニーミュージックとクイーンのカタログ作品に関する正式なパートナーシップの幕開けを飾る作品でもある。さらに10月30日には、ソニーミュージックよりBlu-ray、DVD、3LP、2CD、デジタルの各フォーマットでリリースされる。

 映像は17台のカメラで撮影されたオリジナルの35mmフィルムをもとに、『ロード・オブ・ザ・リング』三部作のピーター・ジャクソンが率いるPark Road Post Production(ニュージーランド)が丹念な4Kレストアを実施。オリジナルのマルチトラック音源を新たにリミックスし、ドルビーアトモスによって、これまでで最も没入感のあるライブ体験を実現した。

 ブダペストのネープシュタディオンで行われたこの公演は、文化的・政治的な変革期にあった東側で西側のロック・バンドとして初めて実現したもの。8万枚のチケットは完売し、会場の外ではチケットを持たない4万5千人近い人々が演奏に耳を傾けた。ハンガリー政府の全面的な承認を得て、当時国内で確保できるすべての35mmフィルムを用いて撮影された、共産主義国家では極めて異例のプロジェクトだった。

 この公演からわずか2週間足らず、1986年8月9日のネブワース・パーク公演を最後に、クイーンはフレディ・マーキュリーとのツアー活動に終止符を打つことになる。本作には「We Will Rock You」「We Are The Champions」「Bohemian Rhapsody」などの代表曲に加え、フレディとブライアン・メイがこの日のために覚えたハンガリー民謡「Tavaszi Szel Vizet Araszt(春の風)」のアコースティック・アレンジも収録されている。

 ブライアン・メイは「ピーター・ジャクソン率いるチームによる素晴らしいレストア作業のおかげで、オリジナル映像がこれまでで最高の解像度で蘇った。映像は驚くほど鮮明で、そのクオリティには息を飲むほど」と語る。ロジャー・テイラーも「フレディはこの日のために、民謡を歌おうと歌詞の発音を手のひらに書いていた。ところが会場全体が自然と歌い始め、その瞬間、音楽がどれほど大きな力になり得るか気づいたんだ」と当時を振り返った。

 4Kレストア版は9月15日にハンガリー国立映画協会主催の映画祭でワールド・プレミア上映され、10月7日からTrafalgar Releasingとの提携で世界各国で期間限定公開される(日本公開情報は追って発表)。

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