【報ステ解説】イオン「ガス爆発の可能性高い」5人死亡“爆発”なぜ起きた

【報ステ解説】イオン「ガス爆発の可能性高い」5人死亡“爆発”なぜ起きた
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熊本県嘉島町の『イオンモール熊本』起きた爆発。事故を受け、イオンの吉田昭夫社長らが29日に記者会見を行いました。

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イオンの吉田昭夫社長
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イオン側は会見で「ガス爆発の可能性が高い」としていて、その発生時刻は28日午後5時50分ごろ。地震発生は午後4時30分ごろですので、1時間20分ほど経ってから爆発が起きたことになります。

イオン側の説明
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損傷が激しい場所も分かってきました。フロアマップで見ると、2階のファッション用品の店や、バックヤードがある場所でした。また、建物のすぐ外にLPガス用の貯蔵タンクが設置されていて、このタンクから地下のパイプを通って、フードコートの調理や、建物全体の空調設備に使われていたということです。損傷が激しかった場所は、タンクからガスをフードコートに供給するためのパイプが通っていました。

なぜ、ここまで爆発は大規模なものとなったのでしょうか。

元東京消防庁麻布消防署長の坂口隆夫さん
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元東京消防庁麻布消防署長の坂口隆夫さんに聞きます。

(Q.2階の内部映像も見ますと、非常に激しい損傷を受けています。ただ、ファッション用品や雑貨店が並ぶところで、火を使うようなところではありません。ガスのパイプが通っていた経路上ということですが、ここでガス爆発が起きたとしたら、どういうケースが考えられるのでしょうか)

イオン
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元東京消防庁麻布消防署長 坂口隆夫さん
「損傷の激しい部分の床下に、ガスの供給管が通っていたということですから、地震の揺れで損傷して、そこからガスが漏れたと。それと大きな建物ですから、床下も、ある程度の面積で防火区画されています。ということは、配管のところも区画されてますから、貫通してますけども、ガスが漏れても、ほかの区画のほうにはいかないんです。空気よりも重いLPガスですから、それが徐々に上のほうまで、その拡大してきたと」

(Q.火種というのは何だと考えられますか)

元東京消防庁麻布消防署長 坂口隆夫さん
「火種は、火を使っている場所は近くにありませんから、これは電気関係の火花、要は電気のスイッチオンオフです。あるいは、換気扇のスイッチ。あるいは、静電気でも着火して爆発するんです」

(Q.イオン側の説明では、地震の揺れを感知したら、ガスの供給が止まる安全装置が設置されていたと。今回は、機能しなかったと考えていいのでしょうか)

坂口隆夫さん
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元東京消防庁麻布消防署長 坂口隆夫さん
「そうですね。機能していないから、ガスが供給されてしまった。ガス漏れが発生したということです。この理由を考えると、2つ考えられます。ある地震のときの店舗内の映像ですが、商品があまり倒れていないんですよ。落ちてきてない。ということは、建物自体の揺れが、周りの揺れよりも、私は弱かったのかと思う。ということで震度5弱以上の揺れに至らなかったということで、作動しなかった。あるいは、地震の揺れでの故障ということも考えられます」

(Q.地震から爆発まで約1時間20分ありました。この間に臭いやガス警報器などで気付くことはできなかったのでしょうか)

元東京消防庁麻布消防署長 坂口隆夫さん
「ガス警報器の設置義務は、飲食店などのガス器具を使っている所には義務があるんです。今回、爆発したであろう場所と、ガスを使っている場所が離れています。ですから、感知しなかったという可能性もあります」

(Q.発生から30時間ほど経っていますが、今後の捜索で何が課題になってきますか)

坂口隆夫さん
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元東京消防庁麻布消防署長 坂口隆夫さん
「29日も震度5弱の揺れがありました。これが頻繁に発生してますから、その都度、救助隊員は退避しなければいけません。それと、まだ行方不明になっている方がどこにいるかが分かっていないわけです。それを確認しなければいけない。相当のがれき等がたくさんありますから、それも取り除いて確認しなければいけない。そういう作業も残っていますので、まだ私は時間がかかるのかなと思います」

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