
爆発が起きたイオンモール熊本では、30日も安否不明者の捜索が続いています。自衛隊が撮影したドローン映像から、被害の詳細が分かってきました。
イオンで爆発 ドローン新映像
イオンモール熊本、内部の新しい映像です。
1階、衣料品店などの集まるエリアを捉えたものはこれが初めてです。外から見える損傷からは想像できないほど、もとのままの姿を残している場所もあるようです。
ただここで2階に上がると…被害の状況は一変します。衣料品店の前には通路までものが散らばっています。
そしてメガネ店ですが、内部は天井が外れ、陳列されていた商品などが床に落ちています。地震の揺れの影響もあるかもしれません。
ドローンは再び、衣料品店に入ります。直立したままのマネキンなども見えます。
ただ店の入り口付近を改めて見てみると、奥の方よりも、ものが散乱しているようにも見えます。
そして、ドローンはカフェの店内へ。大きく壊れたり、崩れている部分は少ないようです。
ただ、そこからたった2つ隣の店舗に移動しただけで、様子が変わります。元々どう並んでいたのか分からないくらい、店内は混乱し、天井も大きく崩れています。
さらに状況が変わるのは、ここから…。向かいのソファなどを扱う専門店に移動した際、突如カメラは粉じんに包まれます。店の外にはがれきが積み重なっていました。
損傷が特に激しい場所
イオンモール熊本では30日も2人の死亡が確認され、亡くなった人はこれで7人になりました。
28日の地震発生当時、イオンからおよそ1キロの場所で撮られた映像です。
建物内部でも、爆発による損傷が特に激しい場所が分かってきました。
先ほどの映像をもう一度。ドローンは建物1階の中央エリアを東に進んでいます。この映像からは目立った被害は確認できません。
ただ同じ1階でも、中央エリアの西側を見てみると、天井が大きく崩れ落ち、がれきが積み重なっているのが分かります。
2階にも同じ傾向がありました。ドローンが東から西へと動くと、被害は徐々に大きくなっていきます。
2階を映した別の映像からも、やはり店内は、東から西にかけて爆発の影響がより増しているようにみえます。
外側から見た時と同様、店舗の内部もまた中央エリアの東部分は被害が小さく、西部分で大きいということが分かります。
「炎が見えない爆発」とは
ガス爆発の実験映像などをもとに「炎が見えない爆発」とはどういうことなのか、元東京消防庁の田中章さんに聞きます。
元東京消防庁 田中章氏
「建物の中はめちゃくちゃです、爆風によって。ただ燃えたものが何もない。ガスだけが燃えて熱膨張によって空気が膨張して一瞬にして屋外に爆風とともに外に行ってしまった」
今回とは全く異なる状況での実験映像ですが、ガスが爆発したものの、一瞬で燃え尽きて炎は見えなくなる様子を捉えています。
「瞬間的にガスがバンッと燃え尽きてもう見えない状況。(映像では)爆風の時に炎が外に飛び出していなかった」
一方、八代市では、日本製紙八代工場の煙突が崩落。これまでに8人が亡くなり、今も1人の安否が分かっていません。
熊本県によると、熊本地震での死者は34人になったということです。
(2026年7月30日放送分より)
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