
夏の海で増えている貝類の密漁の取り締まりを強化するため、AIとドローンを活用した新たな試みが行われました。
【画像】密漁の取り締まりで撮影 岩陰に隠れるような場所で食べる姿
ドローン映像をAI解析
海底から何かを拾い上げる男性。その手には、貝のようなものが握られています。
岩陰に隠れるような場所にいた別の男性は、拾い上げたものを食べています。
1日、神奈川県横須賀市で行われた海上保安部の密漁の取り締まりで撮影された映像です。
ドローンが撮影した映像を、関東学院大学が開発したAIシステムで解析します。
関東学院大学 元木誠教授
「検知した人が密漁者か海水浴客かを判定する」
AIが人物を検知し、その様子から密漁行為だと判定すると、赤く表示されます。
海水浴シーズンを迎えた横須賀の海では、アワビやサザエなどを密漁する人が増加していて、レジャー客が密漁と知らずに採取することも多いといいます。
横須賀海上保安部は去年、129件の密漁行為を検察に送致しました。
「ズボン入れた」空から確認
広い海岸線を職員だけで監視し続けるのは限界があります。
そこで、新たな“空の目”として期待されているのが、ドローンです。
ドローンが捉えたのは、海の中で何かをとり、ズボンに入れる男性。近くで待機していた職員が、海から上がってきた男性に声をかけます。
横須賀海上保安部の職員
「ポケットの中見せていただいてもよろしいですか」
男性がとっていたのは、サザエ19個、トコブシ14個、バテイラ1個の、合わせて34個。
海の資源を守るため、こちらの海では、サザエやアワビといった指定された水産物を許可なくとることは禁止されています。
横須賀海上保安部
小笠原健太警備救難課長
「本人も漁業者ではない、特別な採捕の許可も持っていない、とったの間違いありませんということで、正式にはまだですけど、一応検挙になります。これで」
男性は、漁業法違反などの疑いで検挙されました。
「システムの正確さというのが、これで実証されたと思いますので、実際の導入にはまだ道のりは長いと思いますけれども、より効率的に取り締まりをできるようなシステムの導入が今後も検討を進められるといいなと考えております」
(2026年8月3日放送分より)
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