全身の脱水や多臓器不全“熱中症”のような症状…多摩動物園のライオン3頭死ぬ

全身の脱水や多臓器不全“熱中症”のような症状…多摩動物園のライオン3頭死ぬ
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東京の多摩動物公園のライオン3頭が、相次いで死にました。

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広大な園内では、約260種の動物が飼育されています。

特に人気なのが、1964年から展示が始まった百獣の王・ライオン。

ライオン
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当時から、バスでライオンの生活エリアに入って、生態を観察することができ、いまに続く、園の目玉となっています。

先月18日に2頭が体調不良となると、日を追うごとに具合が悪くなるライオンが増え、22日までに、飼育している16頭のうち、10頭が治療の必要な状態となりました。いずれも、人間でいう“熱中症”の症状でした。立ち上がれなかったり、意識を失ったりと、重症化するライオンもいたといいます

ライオン
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そして、先月28日、3歳のメス「ムギ」が死にました。また、3日後の31日には11歳のメス「イチゴ」が、2日には15歳のメス「ルエナ」が死にました。3頭ともに、暑さの影響による全身の脱水や、多臓器不全が認められたということです。

ライオン
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園によりますと、この夏、ライオンを飼育する屋内で記録された最も高い気温は30度。ただ、もともとライオンが生息しているのは、アフリカのサハラ砂漠から南の暑い地域です。飼育スタッフの間では、特段、高い気温だという認識はありませんでした。

東京大学(獣医学) 唐木英明名誉教授
「ライオンは汗をかかない。その代わり、大きく呼吸をし、気道の水分を飛ばす。そうすると水分が蒸発し、体温が下がる。湿度があまりに高く、体温が十分に下がりきらなかった。2番目の理由は、サバンナの温度変化は、ゆっくり上がり、ゆっくり下がるというパターン。今年の東京は、7月中旬、梅雨明けから急激に温度が上がった。そうすると、人間もそうだが、熱に慣れる時間がなかった」

東京大学(獣医学) 唐木英明名誉教授
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多摩動物公園では、現在もオス2頭、メス1頭の体調が回復しておらず、クーラーを設置したり、点滴を投与したりして、治療を続けています。

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