
夏休みでにぎわう東京・奥多摩の河川敷では、バーベキューや川遊びを楽しむ人が増える一方で、一部の利用者によるごみの放置が後を絶ちません。専門家は、放置されたごみがクマを引き寄せ、人身被害につながる恐れもあると警鐘を鳴らしています。
「NOダイブ!」ライフジャケット着用せず飛び込み
網いっぱいに並んだソーセージや串焼き。川では、元気に遊ぶ子どもたちの姿が。週末、東京・青梅市の釜の淵公園では、多くの人がバーベキューを楽しんでいました。
しかし、目立つのが一部の利用者によるマナー違反です。
スピーカーを持ち込み、大音量で音楽を流す人。近隣住民との騒音トラブルにつながる恐れがあります。
水難事故を防ぐため、市は利用者が川に飛び込む際にはライフジャケットの着用を推奨していますが、ライフジャケットを着けていない外国人が飛び込みました。
飛び込みをした外国人
「(ライフジャケット着用を)知らないけど、次、来たら持ってくるので」
今年から市は定期的にパトロールを実施。子どもがまねをする恐れがあるため、飛び込み自体をしないよう呼び掛けています。
パトロール員
「NOダイブ!NOダイブ!飛び込みNO!飛び込みNO!」
「警告を与えないと、皆さんまた登ってしまいますので。1時間かそのぐらいに、またもう一度見ながらの繰り返し」
「事故につながる可能性」
午後5時すぎ、多くの人がごみを持ち帰り、帰り支度を始める一方で、河川敷には野菜や麺などの生ごみが残されていました。
こうしたごみの放置で懸念されるのが、クマを引き寄せてしまう危険性です。
近年、奥多摩だけではなく、八王子でも相次いでいるクマの目撃情報。都内での今年のクマの目撃情報は100件以上に及んでいます。
地元住民からはこのような声が聞かれます。
「茂みがあるじゃないですか。こういう所に(ごみを)ポンと置くなど。クマがそれ(ごみ)を狙ってくるのは、少し心配事ではある。やっぱりクマは不安ですね」
「(クマが)捨てられたごみを狙うことはあるかもしれない。ハッと出てきた時には怖い」
ごみの放置については、専門家も警鐘を鳴らします。
岩手大学 山内貴義准教授
「(捨てられた)残り物を(クマが)食べると非常においしいことを学習して、何度も訪れてしまう。人間とクマの距離が非常に近くなってしまうことで、事故につながる可能性が非常に高くなっています。捨てる場所や時間や方法が細かく決められていると思いますので、まずはその指示にきちんと従う」
(2026年8月4日放送分より)
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