オリンピックのスピードスケートで10個のメダルを獲得した高木美帆さんに国民栄誉賞が授与されました。
包丁セット「親と一緒に料理する時間とかも作れたらいいな」
高市総理大臣
「あなたは日々の修練と人1倍の努力の積み重ねにより、長きにわたりスピードスケート界の第1人者として、世界の第一線で活躍され/国民に広く夢と感動を、社会に明るい希望と勇気をもたらしました。よってここに国民栄誉賞を贈りこれを表彰します」
表彰式は、4日夕方総理官邸で行われ、高市総理が賞状と盾を手渡しました。
さらに、記念品として老舗刃物メーカーの包丁10本セットが贈られました。
記念品は、本人の希望を踏まえて選ばれたもので、包丁1本1本に高木さんの名前が刻まれています。
表彰式の後、記者団の取材に応じた高木さんは、包丁をリクエストした理由を明かしました。
高木美帆さん
「今競技を引退して、実家で過ごす時間も以前より増えて/親と過ごす時間が増えたので、一緒に料理する時間とかも作れたらいいなっていう思いと/「母親の作る料理が好きなので、一緒に使えたらいいなと思って、この包丁セットにさせていただきました。」「これを機にもう少し料理のバリエーションを増やせたらなっていうふうに思っています」
(18:55更新)
「前を走り続けていた先輩方がいたから…」
式を終えた高木美帆さんが取材に応じました。
高木美帆さん
「(Q.感想は)本当に名誉ある賞をいただけて光栄に思うとともに、身に余る思いというのは強くありまして。私が常々思っているのは長い期間スピードスケートを続けてこられたこと、残してこられた成績というものは、決して一人では成し遂げられなかったものだと思っていて。」
「さらには私がスピードスケートを始めるきっかけになった先輩たちや、私が軌道に乗るまでに前を走り続けていらした先輩方もいたからこそ、私が世界を見られるようになって、世界と戦えるようになって、という風になったのかなと思っているので」
「私自身に対するというより、スピードスケートで今まで戦ってきた人たちに対する評価でもあるのかなと」
「(Q.記念品はどんなものを)包丁10本セットいただきました。理由としては今、競技引退して実家で過ごす時間も以前より増えた中で、親と過ごす時間が増え一緒に料理する時間が作れたらいいな、という思いと、あとは母親の作る料理が好きなので、一緒に使えたらいいなと思って、包丁セットにさせていただきました。」
「(Q.どの包丁で何を作りたいか)どの包丁が何に使えるのか、を知るところからはじめたいなと思っているくらい、包丁は初心者なので。これを機にもう少し料理のバリエーションを増やせたらなと思っています」
「(Q.スケートを始めたころ、こういった未来を想像していたか)全くしていませんでしたね」「今でもまさか自分が、という思いはありますね」「スケートを続けていた理由、“燃えていた”理由は何か賞を取るためというものが動機ではなく、純粋に速く滑りたい、世界で戦いたい、ということが主にあったので」「それをこういう形で評価していただけたというのは、自分がスケートを続けて来られて幸せだったなという思いとともに、もう一つプラスですごく嬉しい有難いことだなと」
(18:45更新)
「国民に広く夢と感動を…」高市総理
表彰式冒頭、高市総理から高木美帆さんに表彰状が手渡されました。
高市総理
「高木美帆殿、あなたは日々の修練と人一倍の努力の積み重ねにより、長きにわたりスピードスケート界の第一人者として世界の第一線で活躍され、オリンピックで我が国女子選手として最多となる金メダル2個を含む通算10個のメダルを獲得し、スピードスケートW杯で我が国最多となる通算38勝をあげるなど、歴史に残る快挙を成し遂げ、国民に広く夢と感動を、社会に明るい希望と勇気をもたらしました。よってここに国民栄誉賞を贈り、これを表彰します。令和8年8月4日 内閣総理大臣 高市早苗」
(17:50更新)
報道関係者に向けた 高木美帆さんの喜びのコメント
(7月28日)
平素より格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。
この度の国民栄誉賞の受賞、大変嬉しく思うと共に、
正直なところ、私一人が受け取るのには、身に余る光栄だという思いもあります。
スピードスケート競技では初めての受賞となりますが、
これもひとえに歴史を作り続けてくださった諸先輩方や、
共に戦い続けてきた仲間たち、支えてくれた関係者の皆さまのおかげです。
そして何より、応援してくれる家族と、ファンの皆様がいたからこそ。
皆さまを代表して受け取る心意気で、拝受したいと考えております。
今後は、私が経験してきたものを社会に還元していく活動に取り組みたいと考えております。
まだまだ模索中ではございますが、新たな価値を生み出していけるよう日々精進してまいります。
今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよう、宜しくお願いいたします。
令和8年7月28日
高木美帆
国民栄誉賞の授与が決定(7月28日)
7月28日、スピードスケートの高木美帆さんに国民栄誉賞が授与されることになりました。
高木さんは4回のオリンピックに出場し、夏と冬を通じて日本女子最多の10個のメダルを獲得。3月の世界選手権を最後に現役を引退しました。
高市総理大臣は「国民に広く夢と感動を与えた」などとして、国民栄誉賞の授与を検討するよう政府内で指示していました。
引退会見「パッションが少しずつなくなっていった」(4月6日)
SNSで競技引退を表明(3月4日)
高木選手は4日、自身のSNSで進退について、「今週末にオランダで開催される世界オールラウンド選手権を、私のスケート人生の一区切りにしようと思っている」と明かしました。
4度目の出場となったミラノ・コルティナオリンピックでは、500メートル、1000メートル、団体パシュートで銅メダルを獲得。
平昌オリンピック、北京オリンピックと合わせて通算メダル獲得数は夏・冬通じて日本女子最多の10個となりました。
