熊本地震“見えない漏水”断水続く現場 “10年前の経験”水道の耐震化

熊本地震“見えない漏水”断水続く現場 “10年前の経験”水道の耐震化
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 地震から一週間を迎えた熊本は、4日も各地で猛暑日を記録しました。今も4万4000戸以上で断水状態が続いています。なぜ影響が長引いているのでしょうか。

【画像】高市総理「8月末までに、すべての被災地域で完全に断水が解消されるよう全力で…」

熊本地震 きょう一週間

 地震の発生から4日で一週間です。

献花に訪れた人
「きょうが一週間ということで来ました。かわいそうすぎて…」

 嘉島町の入浴施設では、地震から一週間が経ち営業再開しました。被災者は無料で利用できます。

八代市から来た親子
「たのしかったー」
「12時から開くということで、それに合わせてきました」
「(Q.八代の水道は)ほとんどの所は使えないと思う」
「よかったですね。久しぶりに大きいお風呂」

震度6強を観測した八代市
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 しかし、生活再建への道のりはまだ始まったばかりです。

 震度6強を観測した八代市。

住宅が損壊した人
「(Q.一番の困りごとは)住むところがないことですかね。一番最初は1泊目2泊目は、車中泊したんですよ。寝られないですよね、やっぱり」

 熊本全体の地震による住宅被害は全壊がおよそ700軒。半壊や一部損壊などを含めると1万3000軒を超えています。八代市では今も3000人以上が避難生活を余儀なくされています。

住宅が損壊した人
「日中は、ここで片づけ。半年、1年かかるな」
「(Q.一週間何も変わっていないですか)状況は変わっていない」

倒壊した住宅の撤去作業が続く
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 氷川町でも猛暑日に迫る暑さの中、倒壊した住宅の撤去作業が続いています。

住宅が倒壊した人
「何から手をつけていいか分からん。どうしようもないです。屋根が落ちているので、中の物が取り出せない。屋根だけでも取ってもらおうかと」

 必要な物を取り出したくても、家の中へ入ることすらできません。

住宅が倒壊した人
「ここまでくれば、もうあっぱれですよね。笑うしかない」

100人以上の人が並んでいた
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 朝早くから長い列ができていたのは宇城市役所です。

 4日午前7時前です。罹災(りさい)証明の整理券をもらうために、すでに100人以上の人が並んでいます。

 女性が見せてくれたのは、地震後の自宅の様子です。

罹災証明の整理券を受け取った人
「ブロック塀なんかが壊れている。駐車場もこういうふうに」

住宅再建などの支援を受けるために欠かせない
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 罹災証明書は住宅の被害を公的に証明するものです。住宅再建などの支援を受けるために欠かせません。

罹災証明の整理券を求める人
「朝の3時半くらいから並んでいる。ちょっと疲れましたね。ほとんど全壊に近い。これからの生活をどういうふうに立てていくかを考えると、罹災証明書がないと安心できない」

 政府は今回の地震を激甚災害に指定。復旧に向け、242億円の予備費を活用する方針を決めました。

 道路の復旧や食料、水、暑さ対策の支援。さらに、応急仮設住宅の整備などに充てられます。

見えない“漏水”断水続く現場

 医療現場では一週間がすぎ、少しずつ変化が見え始めています。

一週間がすぎ、少しずつ変化が
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八代北部地域医療センター 吉田光宏院長
「送水の供給の状態が少し落ち着いてきましたので、きのうからやっと入浴が再開できていると。食料については非常食で対応していたが、水の確保もできたので炊事ができるようになりました」

 断水が続く氷川町では3日から、一部地域で試験通水が始まりました。給水車も一日中稼働して、病院で使う水をなんとか確保しています。

 地域の医療を取り戻すためにも、欠かせないのが水道の復旧です。

高市総理も懸念点として挙げる「水」
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高市早苗総理大臣
「8月末までに、すべての被災地域で完全に断水が解消されるよう全力で取り組んでください」

上下水道局への通報
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 高市総理も懸念点として挙げる「水」。熊本市では、住宅地で「路面から水が出ている」と上下水道局に、4日午前に通報がありました。市内では、各家庭に水を引き込む水道管からの漏水が多くなっています。

熊本市上下水道局 仲村春活さん
「排水の水道管や給水管あたりに破損や亀裂が生じ、見えない所の漏水がたくさん存在している」

 地震の影響による水のにごりや、水道管の破損が断水につながりました。

“10年前の経験”水道の耐震化

 一時、最大2万戸以上が断水。現在は主要な水道管の修理が終了し、断水は解消されています。

 生かされたのは、10年前の経験でした。

仲村さん
「前回の熊本地震の時には被害の震源が違うから一概に比較はできないが、市内全域が断水したのはおよそ32万6000世帯(最大の断水戸数)だったと思います。前回と比べますと、耐震化を進めた結果、少し効果が表れているのではないかと」

熊本市は全国の平均を上回っている
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 おととしの熊本市内中心部です。水道管を耐震化したものに取り替える工事が進められています。重要施設に接続する上水道の耐震化率で、熊本市は全国の平均を上回っています。

 先月28日の地震発生後、最大でおよそ10万戸以上が断水した熊本県。地震から一週間が経過した4日、午後2時時点でおよそ4万4000戸が引き続き断水しています。

(2026年8月4日放送分より)

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